「緊張続きのスリラー西部劇」レッド・ムーン everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
緊張続きのスリラー西部劇
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幼い頃先住民にさらわれて育ち、混血の息子1人を連れている白人女性のSarah。彼女に懇願され、駅まで護衛することになったSam。10年間捕らわれの身であったため仕方ないにしても、コミュ障の母子という、とんだお荷物を抱えることになったSamに前半はちょっと同情します。
足音もなく忍び寄る追っ手は凶暴なSalvaje。要は息子の親権争いなのですが、追跡の過程でSalvajeの手により民間人や仲間が多数犠牲になります。Sarahは手放したくないにしても、息子自身は父親の元に帰りたそうなので返せばいいではないかと思ってしまいます。(返した所で殺戮は免れないということで戦い続けるのですが…。)
姿をなかなか現さない敵に緊張の連続。無音と音楽の使い分けも効果的でした。撃っても撃っても死なないSalvaje!最後もまた出てくるんじゃないかとヒヤヒヤしました(^_^;)。出て来たらもうホラー西部劇です。
か弱き女性に助けを求められたら、男は命懸けで守るものさ、という古き良きヒーロー像でした。
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