「侍が『母犬の息子』とは言わない」レッド・サン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
侍が『母犬の息子』とは言わない
クリックして本文を読む
金のかかったB級映画。
チャールズ・ブロンソンもアラン・ドロンもアメリカのハリウッドの映画市場では、B級スターである。勿論、テレンス・ヤングも上海生まれの多分ヨーロッパ人。純粋にハリウッドで三船敏郎さんと共演できるのは、チャールトン・ヘストンとかウィリアム・ホールデンとかだろう。少なくとも、ユル・ブリンナーだと思う。つまり、世界の三船の名を借りたB級映画と言う事だ。
アラン・ドロンの出番が少なかったのは、アラン・ドロンが馬に乗れないからだと思う。アラン・ドロンならば、ジャン・ポール・ベルモンドで、ブロンソンなら、スティーブ・マックイーンだったら、少しはましな映画になっていたと思う。脱亜入欧の日本人の変な所だ。この映画で世界の三船と言わないでもらいたい。彼には『羅生門』があるし『蜘蛛巣城』もあるし『七人の侍』もある。
アラン・ドロンもチャールズ・ブロンソンも一発屋若しくは『B級俳優』だと思うが。
侍が『母犬の息子』とは言わないと思うが。
コメントする