レザボア・ドッグスのレビュー・感想・評価
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やみつきになる男たち
冒頭から結末までスクリーンから目が離せない。ハイセンスな演出に胸が踊ります。私も魅了された人間の一人です。
オープニングはもちろん、全力疾走のピンク、ブロンドの例のシーン、オレンジの小話、ホワイトの二丁拳銃、たくさんある見せ場の数々は観る人を掴んで離しません。
凶暴で凶悪、COOLな男たちが大いに暴れる姿は一周回って壮快です。
そして儚く散ってしまう姿はどこか哀しく離れがたいです。
皆さんの大好きな映画の一つになると思います。
正直、本作の良さ、面白さが分からない
本作の良さが正直わからん。
なぜ、みんな熱狂するんだろう?
いいな、と思うのは、
ティム・ロスがイカれ男を射殺するシーンとかカッコいいな、とは思う。
それ以外は、宝石強盗の映画なのに、強盗シーンがないところ。
最初は「え???」って思ったが、
「グッドフェローズ」だって、ルフトハンザ強奪シーンは無いワケで。
命の危険がある囮捜査
ハーヴェイカイテル扮するラリーディミックらは宝石強盗をした時に警察の罠にはまったのか、仲間が警察に撃たれ殺された。
一端疑心暗鬼になると誰が警察の犬なのか仲間を疑いだして止まらない。自分のせいで仲間が撃たれて死にそうな時、見捨てるのか、逃げるのか。囮捜査も命の危険があるから大変だ。犯人側に立ったちょっと変わった展開だったね。
『パルプ・フィクション』の垢ぬけないプロトタイプ
タランティーノと言えば『パルプ・フィクション』だが、本作はその垢ぬけないプロトタイプだろう。
冒頭、ギャングたちがマドンナの曲の意味や、TVドラマ、チップを出すかどうかについて、延々と議論し続ける。ギャングらしからぬ下らない話題を夢中で話すという設定が新しい。これは豚肉を食べるかどうかで延々と議論する『パルプ』と同じ。
それと関連して、登場人物の『パルプ』流キャラクター設定が、ここでほぼ完成されている。ハーベイ・カイテル、ティム・ロスはそのまま『パルプ』にも起用されているが、警官を拷問するのを無上の喜びとするマイケル・マドセンとか、チップを払わない主義のスティーブ・ブシェミとか、みなギャングのイメージから意図的にズラしている。
宝石強盗の後、倉庫に戻ってきたギャングたちが、このヤマに首を突っ込んだ経緯がフラッシュバックで描かれる。その時間的順序が前後に行ったり来たりするところも、『パルプ』と同じ。ただし、『パルプ』の方がより巧みに計算されているが。つまり、映画の進行もズラしてある。
こうしたキャラクター、会話、進行といった重要な点で、従来の映画からズラされた新しさが、ユーモラスで見通し不能の展開に観客をひきつける。
ただ、『パルプ』の場合、全編がポップな軽いタッチで統一されたのに対し、本作はまだフィルムノワールの重苦しさとか残忍さとか拳銃でドンパチのイメージを引きずっているし、テンポもいま一つ。その点がプロトタイプの所以かなと感じさせる。
「あ〜あ。」と笑いながらハラハラできる、そしてカッコいいんだ
観たのは何度目か分からないが最後に見てから8年は経ってるはずで、今年出演俳優にフォーカスしたドキュメンタリーも公開予定とのことで作品を一通り見直したいと思い鑑賞。
"カッコ良い"のは勿論だがやはり展開と演出にユーモアが溢れまくっており「どうなるんだ!?」と思いながら見入ってしまった。
鑑賞者が観たいときに、観たいシーンをぶち込まれる感覚は気持ち良い。
ティムロス演技上手いなぁとつくづく思わされた。
100分と映画としてベストな長さなのも良い。
10本中1本目‼️
この作品を初めて観た時は衝撃的だった、新鮮だった‼️オープニング、いきなり6人の男たちがマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」やウェイトレスへのチップをめぐる猥談をえんえんと繰り広げる‼️続いて揃いの黒のスーツを着た"ドッグ " たちがジョージ・ベイカー・セレクションの「リトル・グリーン・バッグ」に合わせスローモーションで歩いていくタイトルバック‼️もうカッコ良すぎ‼️かと思うと次の瞬間、いきなり襲撃に失敗した男の血まみれの逃走シーンに切り替わる‼️意表をついたスピーディーな展開で一気にのせられてしまう‼️加えて6人の男たちのコードネームがMrホワイト、Mrオレンジ、Mrブロンド、Mrピンク、Mrブルー、Mrブラウン‼️これまたカッコ良すぎ‼️大体、宝石強盗の話なのに、舞台となるのは倉庫の部屋の中‼️銃撃戦は回想シーンでのみ登場‼️縦横無尽に時間軸を超えた構成は「パルプ・フィクション」にもしっかり受け継がれています‼️完璧だったはずの計画が警察にもれ、裏切り者をあぶり出すため、それぞれが疑心暗鬼に陥るバイオレンス心理劇なのです‼️ラストのハーベイ・カイテルの悔しい表情からの発砲‼️もうイッちゃってます‼️ちなみにマイケル・マドセン演じるサディストな "Mrブロンド "ヴィック・ベガは、「パルプ・フィクション」のジョン・トラボルタ演じるヴィンセント・ベガのお兄さんという設定らしいです‼️二人の共演も是非観たかった‼️
『Hooked On A Feeling』ウガァチャカウガウガだ。...
『Hooked On A Feeling』ウガァチャカウガウガだ。良いね♥
スプラッタースティエーションコメディーだと思う。
そして誰もいなくなった。とゴレンジャイだぞ。
続・荒野の用心棒のネタはタランティーノ監督としては、使いたかったんだね。
事の始まりのはじまり。 そして、30年経てのスクリーン再会❗️
アート系ロードショー館中心に公開だった当時、まさか初見後30年経ち一般館でしかも綺麗な状態でのスクリーン再会とは・・・嬉しい限り
改めて、初監督作品とは思えぬ出来映えに、彼の才能に驚く。
今企画製作中の作品をもって引退との事の彼、どんなにヒット評判が良くとも、続編シリーズ化を送り出さなかった彼、とにかく新しいプロット作品を、楽しんでいる様子が伺えるようで。
(2024.1.5)
作品配給の時点では公開後、作品が・・・いや監督&脚本のクエンティンのデビュー後の映画業界に与えた影響の大きさ広さは、未だに(2023.2時点でも)越えていないだろう。
限られたスペースでの、台詞合戦による極上のサスペンスと緊張!!
そのストーリー展開の面白さは、脚本の素晴らしさと演出の妙に他ならない。
この後、彼のところにはプロデューサー、監督、俳優等が挙って訪れる事に・・・
バイオレンス映画の金字塔!!
1992年の映画。
30年後の今日も、最高に格好良い映画。
グウェンティン・タランティーノの真髄が!!
タランティーノの凄さが!!天才が!!
愛される理由が凝縮した映画。
強盗に向かう6人の男達が、黒のスーツに濃いサングラスでビシッと決めている。
ブルース・ブラザーズじゃあるまいし、
およそ強盗に相応しくない。
冒頭、レストランに集まった男たちが喋っている。
出演もしているタランティーノがマドンナの「Like a Virgin」の曲の解釈を
喋くっている。
2分以上タランティーノが、独演。
そしてチップを払わない主義のピンク(スティーブ・ブシェミ)。
そのことで揉めること5分。
そして配役やクレジットが表示される。
黒スーツの男6人。
徒歩で強盗に向かうとは、誰も思うまい。
しかしその10秒後には、腹を拳銃で撃たれて大出血して、パニ食ってる
ティム・ロス。
いきなり奈落の底だ。
集合場所の倉庫へ向かう。
誰も来てない。
ティム・ロスが少年のようにユニセックスで美しい。
透明で薄い皮膚が透けて見える。
凄く色っぽい。
ホワイト(ハーヴェイ・カイテル)がオレンジ(ティム・ロス)に掛ける優しさは
ホモっぽいのか、息子に対するものなのか?
(ロスとカイテルに流れるゲイっぽい感じが秀逸だ)
そして凄い仕掛けがしてある。
強盗がばれたのは、6人の中に潜入捜査官がいたからなのだ。
「潜入なんかする奴は、イカれてるんだ、最初っから」
そのイカレ男はどいつだ!!
フラッシュバックして、彼らのバックボーンが描かれる。
舌を巻く手際良さだ!!
関係の薄いキャラは殆ど語られないし、簡単に死んで退場する。
タランティーノも然り。居なくなる。
中盤の見どころは、
サイコな男ブロンド(マイケル・マドセン)が、
警官を拉致してきてリンチをして、潜入捜査官の情報を探るところ。
そのやり方が、耳を切り落とす、のだから、まともでない。
警官に灯油をかけて火をつけようとする。
その時、思ってもいないことが起こる。
意外性!!
そうなのだ。
予測不能に展開!
ラストのトライアングルの撃ち合い。
3人が三角形の3つの角に立ち、
撃ち合う・・・そしたら1人は撃たれないはず。
ところが3人とも倒れるのだ!!
なぜ?
ラスト
待ちに待った警察官がやっと現れる。
後の祭りとは、この事だ!
ハーヴェイ・カイテル最高
2022年8月15日
映画 #レザボア・ドッグス (1991年)鑑賞
#クエンティン・タランティーノ 監督デビュー作
デビュー作ならではの荒削りな勢いがたまらない作品です
会話もクールだし、密室劇も素敵だし、出演者もみんなカッコイイ
髪、オールバックにしてみたくなる映画ですね
かっこよすぎる。
ストーリーはタラちゃんの好きな映画の「友は風の彼方に」だし、序盤は下ネタ満載だし、血みどろでグロすぎだし、、、。 でも最高にかっこいい!最高に面白い!
タランティーノ映画をすべて見ましたが、一番これが面白いかもしれない。
会話劇
たしか初めて見たときはVHSテープだったなあなんて考えながら鑑賞。
それぞれの思惑を抱えた人間が集まって、欲とか見栄とか、そして信念とかが交錯する話。
登場人物の全員がまーよく喋る喋る。
会話劇と言っていいくらいセリフの多い、それでいてしっかりまとまった良作だと思う。
タランティーノ監督の絶賛されまくり映画! なんだけど個人的には極度に眠かった・・・
うーん・・・30年前の上映当時は衝撃的だったということなのだろうか???
個人的な現在視点では1.3倍速でもえらくかったるくスローテンポ。
台詞の掛け合いなどに知的に刺激される要素は見いだせず(これは単に理解力不足かもしれないが・・)
映像的な斬新さも見当たらず(これまた〝視力”が弱いだけかも・・・)
序盤10分ほどから脳の血流が停滞し始め、立って見ていても頭がぐらぐらして本当に辛かった・・・・・。
映画のあらすじでは殆ど手放しの絶賛モードだったので、これはどうしたことかと目を丸くしている状態。
書き込んだ後に情報調べてみます。
追記
他レビューとか映画解説を拝見し〝映画通”であればこの映画は相当に斬新かつ画期的だったみたいですね。
ですからこのレビューは〝映画が分からない人間”のものとしてスルーなさってください。
極度に眠かったのは過食とか低血糖の可能性も考えられましたが、鑑賞後のレビュー書き込み中に頭すっきりしたのでそうではなかったようです。
実は他のタランティーノ作品でも同じような脳血流停滞の経験があるので単純に「波動的な相性」が悪いのでしょう。笑
熱くて格好良くて残虐で、がギュッと詰まった100分間
サングラスに黒スーツできめたオープニング、メチャメチャ痺れました。
編集等の事はよくわからないのですが、時系列を巧みに繋げ、全体が少しずつわかってくる見せ方が上手いなと思いました。
あの血の量や耳切はしんどいですが、彼らの情の厚さも意外というか印象的でした。
ホワイトは自分の身よりも常にオレンジの事を案じていたし、ジョーやエディも古い馴染みや昔の恩義を大切にしている。血も涙も無い事をやっているわりには、仲間を信じたり、義理人情を重んじたりと、意外とピュアで熱い一面もあるのだなと思いました。あのラストもそんな熱い気持ちがあっての事だと思うと複雑です。(ピンクは最後までピンクでした…)
極上のエンタメ。
全体を通して渋くてお洒落。
まさにイカしてる作品。
オープニングから男としてはたまらない雰囲気。
音楽も相まって期待感が高まる極上のオープニング。
時間軸をシャッフルし、回想シーンを分けることで常に物語が進行してるように思わせ、でも中心はずっと倉庫内1つであるのも味があった。ブロンドによる拷問のイカれ具合を含め、作品中目を離せない展開が続いた。
ホワイトは情が深く、ジョーとエディを1人でほぼ同時に殺す腕前を持つ有能な人物だったのに救ったオレンジから最後の最後で裏切者という事実を明かされるのはこの作品で1番可哀想。でもそれがまたキャラクターに深みをもたらしてるのかな。
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