レザボア・ドッグスのレビュー・感想・評価
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残酷だけど良いところもあった。
男たちが言い争いをしていると、カメラが引いて右端にギャングブロンドの後ろ姿が現る。しばらく眺めていたのかな。このカメラワーク良かった。
宝石店を襲う画面が出てこない。だから、想像力を掻き立てられる。
警官の片耳を切り、オイルに火を着けようとした瞬間、瀕死の刑事がブロンドを銃撃してスカッとした。
人間くさい
タランティーノ作品は「パルプ・フィクション」(94)に続き2本目の鑑賞。
レザボア・ドッグスの意味は「たまり場の男たち、盛り場の不良ども」という説や「ネズミを追いかけ回す走狗」という説があるらしい・・・
誰が主役というわけでもないが、黒スーツの男たちが犯行現場での様子から仲間に対し疑心暗鬼のとらわれ「犬」の疑いで展開する会話劇というか群像劇。最初の食事のシーンのカメラワークなどはタランティーノならではなのかというところ。
100分とそんなに長くはないので、会話劇を最後まで一気に見てしまう感じでとても面白かった。
暴力的な場面は多々あります。どんなに悪いことをしてもみんな自分だけは助かりたいと思うんだろうね。そんな気の小さい人間のくさい話でした。
休みの日の新宿は満席でした。
理解できない
2024年劇場鑑賞7本目。
タランティーノのデビュー作にしてなんか登場人物がかっこいいという話を
聞いていたのですが未見でした。今回デジタルリマスターということで鑑賞。
ちゃんとパンフレットもあるのは良かったです。
いやこれかっこいいか?会話の内容からも、実際映像で見えるところでも善良な
警察官や一般市民など罪のない人があっけなく殺されていくので相当不快。
盟友ロバート・ロドリゲスのレジェンド・オブ・メキシコでのCIA捜査官がうまい料理を作ったという理不尽すぎる理由でシェフを射殺するのも相当胸糞悪かったですが。
なんでこんなクズどもがかっこいいことになってるのか全く理解できませんでした。
スタイリッシュ
スタイリッシュでかっこいいって。舞台はほぼ倉庫なのに、会話と演技だけで作るこの、タランティーノスタイルのかっこよさ。やはり普通ではないタランティーノ。かっこいい。凄い久々に見たが、古さを全く感じない、かっこいい映画。
タランティーノ監督のデビュー作品
タランティーノ作品のお馴染みの時間軸の入れ替え、自分自身が出演、おしゃれな音楽、長回し、ちょっと下品な言葉を多用した会話劇、派手な銃撃戦は既にデビュー作品から確立している。各俳優の演技もすばらしいが、ストーリー的にはちょっと分かりにくかったかな。でも雰囲気はなんとなく好き。
祝!鑑賞!
当時、見逃していて、ドキュメンタリーを先に見ていたので、この作品がいかに名作で革新的だったのかを確信することができたのがとても大きい。しっかりとクライムサスペンスだったし。音楽も良き。ライクアバージンの解釈もさもありなん、と。カラー戦隊ものをそこそこ見ている私としてはそうではないとは承知しているが、アンチテーゼっぽくてちょっとニヤニヤしてしまう…
格好いい犬たち
リバイバル上映ということで、折角の機会だと思い観に行きました!
前知識はあらすじだけです。
雑談からオープニングに入るの格好いい…
黒スーツにグラサン、タバコ、男どもが全員格好いい…
ホワイトなどの過去の経緯に入るところの「Mr.White」ももう格好いい…
そして実際の襲撃シーンは見せずにいきなり襲撃後に場面転換するの面白…!格好いい…!!!
誰が警察の犬なのか、疑心暗鬼の犯人探し、面白い…!
仁義を重んじる(ホワイト→オレンジ、ジョー親子↔︎ヴィック)彼らが良いですね、犯罪集団なんですけども。
オレンジの葛藤が辛い…犯罪集団を一網打尽にするためとは言え、犠牲が多い…
捕まった警官が耳を削がれてもスパイを白状しなかったのとても素晴らしかった…
オレンジが警察の犬だとは思わなかったなぁ、ネタバラシが早い!と驚きました。
最後三つ巴のところ、ジョーの息子撃ったの誰だ…?と謎。
オレンジ←ジョー←ホワイト←エディと撃ってますよね?
あとピンクは外で警官と撃ち合いしてますよね。
見えないところで魅せるのすごいなと思いました。想像力が掻き立てられますね。
最後ホワイトが倒れるように画面から消えるけど、銃声がいくつか聞こえた後にホワイトが倒れてるから、オレンジ←ホワイト←駆けつけた警察官と撃ったのかなぁと思いました。
ホワイトが倒れる前の銃声はホワイトがピンクを撃った音かなぁと思ったんです。
短いけど面白くて大満足です。
ところでブルーの意味は…?
素晴らしかった
公開時劇場で見て、大興奮した記憶が鮮明だ。当時、映画監督を目指していた堀さんと感想を述べあったのだけど、今はどうしているだろう。当時の楽しかったことや苦しかったことが思い出されて、戻ってみたいようなみたくないような、できもしない空想で心がざわついて泣きそうだ。
それから何度も見ていて、役者に明るくなかったのだけど、今回は役者さんをきちんと把握して見るように努めた。5人でやるって言ったのに6人いる。
ブロンド、やばいやつなのに裏切りはしない、信用されている。ブシェミはピンクを嫌がる、誰かが犬だ、今回の仕事はヤバい感じがしたと勘の良さを示す。ホワイトは俺のせいでオレンジが撃たれたと真義の厚さを見せる。オレンジは裏切っていたのに、かばって撃たれたホワイトに真実を告げる。死にかけているのに言われてもな。麻薬犬と警官がいるトイレの嘘話が面白い。各々とてもキャラが立っている。役者さんたちが演じてみたい見せ場が詰まった素晴らしい脚本なのだろう。
この映画は北野武につながっている。
タランティーノが素晴らしい監督であるのならば、その長編第1作である、この作品も素晴らしいに違いない。文学や映画の分野では、その第1作に、作家の全てが現れるからである。私は、彼の作品の中では、「イングローリアス・バスターズ」が好きだ。彼の作品には、彼、独特の筋立てがある。
1991年に発表されたこの「レザボア・ドッグス」では、6人の男たちが、ジョーとエディの親子に指示されて、LAの宝石問屋を襲撃する。8人という主要人物の数は如何にも多いが、二つの工夫が凝らされている。一つは、6人がホワイト、オレンジなど、6つのカラーで呼ばれたこと。日本人の観客は特に助かった。外国人の名前を一回で覚えるのは難しいから。それにしても、一人一人の性格を示す必要があり、一見、全く意味のないような猥雑な会話が続いたダイナーでの朝食の場面が使われた。6人のなかで、ジョーとエディに一番、信頼されていたのは、ブロンドであることが後から判る。もう一つは、襲撃後、新たな登場人物が一人加わるが、見分けるのは簡単で、一方、襲撃者は二人、減っていたことだ。タランティーノ自身が扮していたブラウンと、ブルーがお役、御免となる。
この映画では、6人がダイナーから出かけたと思ったら、宝石問屋での襲撃場面はすっ飛ばされ、いきなり集合場所の倉庫へと移る。以降も、時間的な経過は自由に入れ替えられ、かつカットされる。
一言で言えば、この映画は、無類の映画好きによる「インディーズ」なのだろう。直接的には、香港ノワールと日本のヤクザ映画の影響をまともに受けている。その背景には米国の犯罪映画を源流に、フランスのゴダールらのヌーヴェル・ヴァーグと、メルヴィルらのフィルム・ノワールが存在する。ビデオ店の店員に過ぎなかったタランティーノは、若い頃、これらの映画を見まくっていたに違いない。彼の映画では、ヌーヴェル・ヴァーグのスピード感や、フィルム・ノワールの持つクールさはやや薄れ、その分、香港ノワールやヤクザ映画から来た残忍さは目立つ。この映画の「レザボア」という題名からも、フランス映画へのオマージュが感じられるが、おそらく言葉の響きだけを取りたかったのだろう。
この映画には、明らかな後継者が存在する。それは北野武だ。ただ北野には、タランティーノの持っていない、日本映画から来た「静謐さ」がある。北野が、今でもそれを大事にしているかどうかは、別の問題だが。
映画に愛された男
『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』を見た上で鑑賞すると、また違った見方が出来てオススメです。
何度観てもデビュー作で、尚且つ低予算でこのキャスティングは凄いなぁと思うばかり。
低予算を脚本で工夫し魅せる
四半世紀の時を超え劇場上映ということで参観
リマスターは素晴らしく最近撮ったのではと錯覚してしまうほど
予算の無さを脚本の妙で補完した素晴らしい映画であった
そして次回監督作でパルプ・フィクションが撮れるというのも流石
予算があったら強盗シーン、銃撃戦、ピンク
全ての顛末を撮って編集するのであろう
それでもようやく120分くらいになるか
ハリウッドは年々枯渇しているので将来リメイクありそう
良質過ぎる会話劇に心が躍りまくり✨
いつも『ユージュアル・サスペクツ』とごっちゃになってたけど、昨日今日とで両方観たからもう迷わない!そして断然こっちの方が自分好み(´∀`艸)♡♡ 初見でリマスターで映画館で✨✨今年はなんて贅沢なお正月🎍✨✨
若かりし頃の監督が御自ら出演していたり、去年のクリスマスに観たばかりの『SMOKE』主演ハーヴィー・カイテルやはじめは苦手意識満載だったのに知らず知らずのうちに大好きになってしまってたクセあり俳優スティーブ・ブシェミとかなり豪華キャストで繰り広げられております💜ジャンルがクライム?ギャング・マフィア??いやいや、完全にコメディでしょ😂シュールな笑いを誘う大好き過ぎるジャンル🤣
前日の『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た時に感じたばかりの“今後映画を観るときは五感をフルに使って〜”がとっても活きた気がする。
脚本/ストーリーそのものもとっても良いのだけど、曲のセレクトセンス、またそれの合わせ方、映像と音楽とのシンクロ性が絶妙でずっとウキウキさせられっぱなしだった💕初めのダイナーでの雑談シーン、車の中での逃走シーン、倉庫の中での仲違いシーン、大きく分けてこの3つしか場面は無いと言っても過言では無い超低予算映画なのに、音と物語を充実させることで安っぽさを全然感じさせない!そして残虐なシーンも残忍さを残しつつなんだか笑えてしまうような撮り方しててホラー嫌いな自分にとっては安心して観ていられたε-(´∀`; )場面展開のほぼ無い会話劇だから舞台映えもしそう!過去に舞台化とかされてないのかな?🤔
途中でタランティーノ氏の悪ふざけ(匂わせ?)のおかげで犯人に気付いてしまったけど、それでも「犯人をどう見せるのか」を楽しみにワクワクさせてくれた超名作🍀
ダメだねー、こーゆー名優大量投入型映画を観た後ってその俳優さんの出てる他の作品もアレコレ観たくなってしまってズブズブ沼にハマってしまう………
どぉかキルビルもリマスターして映画館の大きなスクリーンで観られる日が来ますように🙏💫
オープニング・タイトルのカッコよさ 強盗場面が無い強盗犯罪映画 何より100分で、スカッと終わる
この映画のイカシテルところ-
黒スーツ、黒ネクタイ、黒サングラスの6人が出てくるオープニング・タイトルのカッコよさ。
強盗場面が無い強盗犯罪映画。
色で呼び合うメンバー達。
そして、自分の色に文句を言う奴。
真面目な顔で、決めないと、黒の取り合いになったっていうくだりが笑える。
本筋と関係ない無駄話。
テレビドラマの話で盛り上がる。
「小話」の暗記にこだわる。
あんな相手にあんなふうに撃たれてしまい、しかも1発で反撃!
仲間内で銃を突き付け合い、一触即発。
ホワイトはオレンジが好きらしい。
言わなくてもいいのに謝るオレンジ。
何より100分で、スカッと終わる。
香港映画のオマージュを詰め込んだタランティーノ作品
低予算ながらもアイディアやストーリー構成が当時としては斬新でタランティーノの名を世の中に知らしめた作品ではあるが実はタランティーノが自主製作した作品をハーベイ・カイテルが気に入りリメイクした作品である。更に随所にタランティーノが好きな香港映画の要素が取り込まれている。ダークスーツ姿にサングラスは男たちの挽歌のチョウ・ユンファやティ・ロンを彷彿させラストシーンはお互いに銃を向け合うメキシカンスタンドオフはジョン・ウー作品の共通シーン、そしてラストシーンの潜入捜査官である事を告白するシーンはチョウ・ユンファとダニー・リーの友は風の彼方にのシーンをオマージュさせている。
実はこのレザボア・ドックスは日本映画のアクション作品にも影響を与えており室賀厚作品のザ・ワイルドビート裏切りの鎮魂歌やSCORE等もこのレザボア・ドックスが影響されたストーリーになっているしバラエティ番組のSMAP×SMAPでもこの作品をパロディしたコントがありそれに監督のタランティーノ自身が出演していた。
公開当初はかなり暴力的な描写や残忍性のシーンが多く賛否両論だったが今では賞賛される作品になったがやはりドンパチものや男たちの友情を描きたいと思えば1度は香港ノワールな作品に行き着くのは映画オタクの性だろうか?
これが初監督なのか
この後の色んな作品を思い起こさせる設定や展開、音楽の扱い。
ずっと見る機会無くきてしまったけどリマスタで見れてよかった。
like a virgin についてのアメリカのおっさんたちの解釈に笑えた。
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