レザボア・ドッグスのレビュー・感想・評価
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【全く色褪せない興奮再び‼︎】
学生時代に観て以来の鑑賞。まずポスターがカッコいい。ワクワクする心地良いテンポ、卑しい内容なのに何故かスタイリッシュな会話の遣り取り、George Baker「Little Green Bag」、Blue Swede「Hooked On A Feeling」、Joe Tex「I Gotcha」他、今もCM等々でお馴染みの時代を象徴する音楽選曲(Madonna「Like A Virgin」はタランティーノ演じるMr. Brownの独り善がりの講釈のみ、冒頭のこのdinerで円卓を囲んでの与太話シーンは秀逸🤣)と、あっという間の上映時間99分。
本作に影響を受けたり、オマージュした作品が幾つあるのだろうと改めて思わせてくれる。気を衒ったようで計算され尽くした観る者を惹きつける脚本と編集、狂気とクールが錯綜する予測不能のスリリングな展開と人物設定の妙は、全く以て色褪せるどころか四半世紀を経ても新鮮でさえある。マカロニ・ウェスタンのような古典的雰囲気漂うラストシーンも知ってて観ても見事な終幕。
ここ最近の名作傑作デジタルリマスター版リバイバル公開の潮流に感謝!この機会がなければもう観てなかっただろう、今後とも是非お願いしたい‼︎
ずっと瀕死のオレンジ(^_^;)
タランティーノの大ファンです。
もちろんレザボアも何度も観ていますが、又また劇場でかかるのならば行きますとも〜٩( ᐛ )و
エマちゃん振り切ってGO!
公開当時のカンヌでは「心臓の弱い方はご遠慮下さい」ステッカーが貼られまくっていたそうですw
そしてやっぱり途中退場者続出!
だから言ったじゃんw
しかし同時に最大の話題を掻っさらった本作!
私も初見時は。。
「何だコレ〜〜!!」ってテンション上がっちゃって変な笑いが止まらなかった!
映画ファンならご存知。
あまりにも有名な冒頭のあのくだらないバカ話しから始まる本作。
今でこそ、本編の内容と直接は関係のないムダ話しは、タラ作品のアイコンのようになっているが、伝説はここから始まったんだなぁ〜と思うと余計にニヤリとする。
ライク・ア・ヴァージンのバカバカしい解釈や、チップを払う払わない云々。プププ。
そんな会話劇を見せておいて、そこに集まったメンバーはこれから強盗に行くと分からせる。
Little Green Bagが流れてきて痺れる!
黒いスーツの6人
(+ジョーとエディ)が歩いているだけのシーンなのに超絶クール٩( ᐛ )و
鼻血ブー٩( ᐛ )و
(TVアニメ「チェーンソーマン」のオープニングにも引用されていたね♡
こっちもクール!)
そして!!
メインだと思われたその強盗シーンは全くない!!
血まみれのオレンジ〜!!ど〜したぁ〜!!
こんな思い切った構成は、ハリウッド映画にはなかったし、とても斬新だったよ。
時間の流れを、見せたい順番に並べ替えたりしながら、ほぼ倉庫内だけで展開されるストーリーなのに、緊張続きでぐんぐん引き込まれる。
低予算なのは明らかだが、テンポ良く進むリズム感が気持ちいい。
公開当時、映画好きの先輩が、この作品がいかにぶっ飛んだ構成で、見事な脚本で、新しく、オリジナリティ溢れる作品だったかを熱弁しておりました。
「多くの映画を観てきた人ならわかる、このケレン味がたまらないのだよ、ゆき君」と。。ゲンドウばりに静かだが熱く語られた事を思い出しましたw
ケレン味?何それ?美味しいの?
( ・∇・)
又、タランティーノ作品には欠かせない、えげつないバイオレンス描写。
トラウマ確実!
「Stuck In The Middle With You」
に合わせての拷問ダンス&耳切りシーン!!
(続・荒野の用心棒のオマージュ)
「暴力は僕の美意識」と語るタラちゃん。
賛否あると思うが、ブロンドのキャラ付けとしては必要な描写で、ここまで記憶に残るシーンになるのだから完敗です。
そしてファンの間で大いに盛り上がったシーン。
「エディは誰に撃たれたのか?!」
2秒程のシーンなので初見だと全く気にならなかった人もいただろう。
しかし、私とゲンドウは話し合ったよね。今みたいにすぐに確認出来るツールもなかったし、、
ホワイト2発説?んーーー。。
その後発売されたDVDで何回も確認したけど、結果謎のまま。。
そして後あと分かる驚愕の事実。。
何と!!ミスか〜〜い!!!と、ツッコむのだがw
本作の圧倒的なパワーと存在感にはむしろそれもプラスに働いた(^。^)
いやいや、久しぶりに観ても興奮する映画だね!映画っていいね!
◯「らし〜」を3つ。。
⚫︎ライク・ア・ヴァージンの解釈について、マドンナ自身からダメ出しをくらったタラちゃん。でもサイン付きのアルバムをもらったらし〜w
⚫︎今回の公開を記念して発売された
マーヴィン・ナッシュ「右耳クッキー」
即完だったらし〜w
いらないけど見たかったなw
⚫︎ホワイト(ハーヴェイ・カイテル♡)の黒スーツはアニエス・ベーらし〜w
最後に。。
なぜオレンジは死ぬ間際に自分の正体をホワイトに明かしたのか。。
の問いに、タラちゃん。
「日本語の"JINGI”(仁義)だ」と語っていましたよ♪
くぅぅ〜!痺れるね〜٩( ᐛ )و
24-014
オレンジ、作中ほぼ死にかけてる男
ピンク、なんだかんだで逃げ遅れた男
ブランド、義理堅いがイカれてる男
ブラウン、マドンナの話だけして死ぬ男
ブルー、存在感なく死んだ男
ホワイト、情に絆されて翻弄される男
タランティーノの第1作、
楽しめました。
30年前の作品とは思えない名作。
デビュー作でその才能が爆発してますねぇ。
感想メモ
タイトルコールがかっこいい!
かっこいいシーンがいっぱいで満足、話もコンパクトにまとまっていて良い
like a virgin は巨根の歌、力説しているブラウンがタランティーノご本人、以降ほぼ出番無し、ブルーも最初だけの出番
強盗の話だが、強盗シーンは無し、逃走シーンからのスタート、メインは倉庫での会話劇、それぞれのキャラが会話だけでほぼわかる、すごい
よく吠える犬だ、噛みつくか?
ダンスしながら拷問するシーンが好き、ジョジョ5部のやつだ!ブロンドのイカれ具合とボスへの忠誠心が好き
最後のシーンが謎、エディを撃ったのは誰なの?ホワイトが2発撃ったのか?
オレンジの目が綺麗、最後自分が潜入捜査官である事を自分を信じてくれたホワイトに正直に打ち明け、銃口を向けられ、…最後の結末は分からずじまいだが、どっちも死んだんじゃないかなぁと思う
最高だよ懐かしい
アマプラに来てたからみたけど、上映してたの?
1990年代後半、高校生のときこういう映画みるのがかっこいいと思ってて、観てた懐かしい映画。サントラももってたなぁ。
でもいい音楽にあわせて暴力シーンがあるってことしか覚えてなかった。
オレンジが潜入捜査官なのね
知ってたのに口割らなかった警官すごくない?
警官とオレンジだけになったとき、ジョーを待ってたのか不明。
ジョーてボスだよね?ジョーきたら状況てきにおかしいってならない?
仲間の警官はなんでこないの?
それで最後に3人打ち合いになったとき、ホワイトを撃った青い上着の男を撃ったのはだれ?ピンクってこと?
結局ピンクがダイヤも隠してたし全部持ってちゃったてことか??
オレンジ最後なんで、ホワイトに「俺は刑事だ」て言っちゃうんだよて思ったけど、命をかけて自分を信じてくれて答えなきゃと思ったんだろうな。
で、たぶんホワイトはオレンジ撃つ前に殺されたよね(入ってきた警察に撃たれた)ホワイトいいやつでなんか可哀想。
音楽がいい。
ネタバレしたあとでも何回も観たい。
今となれば奇跡のキャスティング
タランティーノの監督第1作。映画凍結期の作品なので今回の再映は本当に嬉しい☺️
で、やっぱ痺れました。
自分は圧倒的にマドセン推し‼︎
皆さんはどうなのだろう。
それにしても冒頭のくだらない会話の楽しさといったら。Madonna の “Like A Virgin” は巨根の👨と出会った👩の歌だったのですね。メチャ納得しました。
映画オタクによるミクスチャー音楽のような…
新しい映画だ。改めて見直すとタランティーノの原点であり、彼の作品のエッセンスが全て詰まった面白さが溢れ返る。映画好きの鑑賞者は思わずニヤリとするシーンも多々あり、サントラもバツグンにカッコいい。俳優たちも灰汁が強くて曲者揃いなのも魅力の一つである。映画と音楽オタクが作品を作り出すとこれほど見応えのある濃密な作品が出来ることの証明でもある。数年後、彼の最高傑作だと私が思っている「パルプフィクション」が作られるのも良く理解できる。オタクにチンピラ要素を混ぜて、彼のダンディズムで作り出せば、こういうのが出来上がる訳だ。アクション映画史へのオマージュとも、取れなくもない。
この小ネタでよくこねました
タランティーノ監督のデビュー作品。
ハーベイ・カイテル目当てでデジタル・リマスター版を鑑賞。映像はとても鮮明できれいだった。
実際の宝石強盗場面はなし。
潜入捜査官(警察の犬)が仲間の中にいなきゃ失敗しなかったとホワイトとピンクが瀕死のオレンジ(ティム·ロス)をほったらかして、腹を探り合う。集合場所の倉庫で横たわるオレンジの出血量は相当なものなのになぜか顔色は最後までまずまず保たれていた。最期は三つ巴で撃たれ、深傷を負ったホワイトに応えるオレンジ。義理人情に熱いホワイトにせめてもの恩返しと思ったのか、どうせ二人共おしまいだと思ったのか?
ティム·ロスって、顔は真面目なのにコメディ味のある演技派だねぇ。インクレディブル・ハルクなんかみると完全に三枚目だし。
ハーベイ・カイテルが脚本を気に入って主演とプロデュースを買って出た二人にとってラッキーだった作品。
ブラウン(Qタランティーノ)のライクアパージンのくっだらない解釈のオープニングはまるで落語のマクラ。
プロの強盗なのに1ドルのチップもケチるピンク。
最後、ピンクはきっと逃げたね。
なんか落語っぽい。
コードネームが色。笑点?
黄色はさすがにイヤだねぇ。
この小ネタで2時間近く引っ張るなんて、当時としては新鮮で、そりゃウケるに違いないや。
ブルーが無口で一番悪そうだと思ったら、エドワード・バンカー、本物の元·犯罪者でした。
くだらいことに意味ある
何度も観たけれど、映画館では初見。映画館でみると低予算で作れられているな~としみじみ思う反面、家で観るより面白く感じました。
テンポが良い。
小気味よい会話劇サイコー。
良く纏まっている。
時間も丁度いいくらい。
良くてできている。
大金使わなくても脚本と構成と役者が上手ければ映画ってのは面白いって思えるお手本のような作品。
舞台劇のような作品なので役者がシッカリしてれば、リアリティーレベルが「どうのこうの」というお話でもないです。
銃も重みがあって良い感じです。
「血は相変わらず出すぎやな」とは思いましたが。
今まで気が付かなかった役者の細かい表情、演技も映画館だからか気づけたのでしょうか、それともそこに気がつけるようになったのか。
スクリーンにかかった時は観れなかった、古い映画を上映してくれるのは本当にありがたいです。
トランプの踊りを何処かで見たなことあると思っていたら、Mr.ブロンドのダンスでした。
ここから始まるタランティーノの世界
クエンティン・タランティーノ1作目の監督作品。
ここから始まるタランティーノの世界。
冒頭の意味のないおしゃべりシーンから
この映画が他とは違う雰囲気を漂わせる。
100分と短いけれど濃い映画。
ほとんど倉庫内での展開ですがずっとヒリヒリします。
この映画は脚本がしっかりしているからいつまでも楽しめます。
鬼才
1991年クエンティン・タランティーノ
監督の初期作品。若干28歳の鬼作で力作。
本人もブラウン役で登場。若々しい。
強盗を指示する親子とそこにかき集められた
強盗集団。宝石を強奪に。
お互いの名前、出身地、職業は言わない約束。
強盗犯6名には色の名前を付けられる。
くだらない雑談と小話からテーマソング
Like a Virgin が流れてくるのもセンスがある。
彼らしい、音楽、無駄話、バイオレンスの
バランスは凄い。自由に操る時系列と個性の
キャラクターを満載にして楽しませてくれる。
脚本も良いよね。
ブロンドが警察官を殺戮しようとするシーンも
残虐だが軽快な踊りと音楽をあてがうとは。
恐ろしさの中の対比を感じる。
寄せ集め軍団なので、何が起きるか分からないし
根っから悪だが、其々の人情と人間性を演出。
次第に疑心暗鬼になっていく心情も分かる。
オレンジの小話をするシーンは
緊張感が伝わり、観てる側も同じ感じに陥る。
テンポの良い会話劇と演出、監督独特の
才能を改めて実感した作品でした。
真面目なタランティーノ
第1作目らしい感じがよかった。タランティーノ自身の演技もよかった。
強盗団のメンバーが集まる最初の場面の会話がいい。悪そうだけど、憎めない。上下関係もなく、冗談を言っているが、時々、緊張感が高まる時があり、引きつけられる。
拷問されている警官のそばで死んだようになっていた男が、突然、拷問している仲間を銃で撃ち殺すシーンは、何度見てもすばらしい。
撃ち殺された男は、撃たれる前に踊りを踊りながら、警官の耳をカミソリで切り取っていたが、肝心の切り取る場面はカメラが目をそむけた。耳が切り取られるのを見ずにすんだので、ほっとした直後に、カメラが切り取られた耳を映し出す。耳のない側頭部も映すが、一瞬だけ。その側頭部は血があまり流れていないので、ちゃんと見たい気もするし、見てほしそうに作っている。
警官を拷問した仲間が殺された後、ホモらしいボンクラに見える仲間がやってきて、拷問した男を撃った男を問い詰める。そのあげく、拷問した仲間を撃った男を殺そうとすると、その男をかばう正義感の強そうな男が立ちはだかる。みんな、それぞれ別の理由で、誰かをかばい、別の誰かの行動のじゃまをする。最後はうまく立ち回って、こっそり隠れていた奴が引き金引いたのかな?
はらはらどきどきする映画でも、ヒッチコックの場合、物事の偶然の成り行きが重視されるが、この映画は、物事の成り行きよりも人間関係に重きが置かれていて、そこが面白い。
ラストシーンの謎
ホワイト、ジョー、エディの三つ巴。三つ巴と言っても銃口はホワイトはジョーに、ジョーはオレンジに、エディはホワイトに、とエディに銃口は向けられていません。
ですがホワイト、ジョー、エディはほぼ同時に倒れています。
「レザボアドッグス エディを撃った」で検索するとなるほどな理由を知ることが出来ました。
また最後オレンジはなぜ自身の正体を明かしたかにも納得な解釈を知ることが出来ました。
軽妙洒脱な音楽と凄惨な銃撃戦のアンバランスなバランス
1991年に制作されたクエンティン・タランティーノ監督のデビュー作が、デジタルリマスター版で上映されるというので観に行って来ました。強盗団のボス・ジョーとその息子・エディが、6人のプロ強盗を集めて宝石店を襲ったものの、情報が警察に漏れていたらしく、強盗団は窮地に追い詰められていくというお話でした。
本作の面白さは、銃撃戦や”警察の犬”が誰であるのかという謎解きにもありましたが、冒頭のレストランのシーンで繰り広げられる、強盗団たちの卑猥で差別的で文字通りクソッタレな会話に代表される、登場人物たちのセリフ廻しにあったように思います。ドンパチにより直ぐに人が撃たれるシーンが連続しますが、そうした実弾のやり取りよりも、セリフのやり取りの方が刺激的に感じられたというところです。
また、最終的に”警察の犬”だった強盗団の一員が、自分を最後まで庇った別の一員に自らの正体を明かし「すまない」と謝るシーンは、凄く日本的な感じがして、それまでの凄惨なシーンや下卑た会話などが吹っ飛んでしまい、実に感動的な気分に浸ることが出来ました。それぞれ注目するところは違うかも知れませんが、やはりクエンティン・タランティーノの名を世界に知らしめた作品だけのことはあると感じました。
終盤の見所である3人の登場人物が銃を向け合うシーンは、”メキシカン・スタンドオフ”というそうですが、個人的にこのシーンには疑問が残り、今一度ここを確認するために観てみたいと思うところです。
因みにこのシーン、発表後しばらくして香港映画の「友は風の彼方に」のパクリではないかという指摘を受けたそうだけど、タランティーノ本人は「続・夕陽のガンマン」のオマージュだと言って憚らなかったそうだ。
あとセリフ以外にも印象的だったのが音楽。レストランでの強烈な会話のシーンの後、強盗に出陣するシーンに掛かるのが「リトル・グリーン・バック」。どこかで聞いたことがある曲だなと思ったら、サントリーのウイスキーのコマーシャルソングとしても使われてました(笑)それ以外にも、1970年代を中心としたサウンドトラックは、いずれも銃撃戦や下品な会話には似つかわしくない明るく軽妙洒脱な曲調の曲ばかり。こうした曲と似つかわしくない凄惨な銃撃戦シーンというアンバランスを、見事にバランスさせていたことも、タランティーノの名を高からしめた一因だと確信しました。
最後に「レザボア・ドッグス」という題名について。”警察の犬”が誰であるかがテーマの一つであることから、”ドッグ”というのはそのことなのかと思いましたが、英語の”dog”には、そもそも日本語の”犬”にあるような”スパイ”とか”回し者”と言った意味合いはないようでした。敢えて言うなら”poodle”(プードル)とか”lapdog”(ラップドッグ=イギリス原産の愛玩用の小型犬だそうです)には、”人の言いなりになる人”という意味があるそうですが、本作の登場人物とは正反対の人物像という感じです。そもそも題名は”ドッグス”と複数形になっているので、1人だけ紛れ込んでいると思われる”警察の犬”を現した言葉ではないものと思われます。むしろ、何にでも噛みつく”狂犬”を意味したものと考えると、しっくりと来る気がするところです。
また”レザボア”とはどんな意味なのか?辞書を調べると、”reservoir”とは①タンク、②貯水池、③蓄積と言った意味を持つ単語らしいです。となると、「レザボア・ドッグス」を直訳すると”何かを貯めた犬たち”みたいなことになりますが、さっぱり訳が分かりません。ネットで調べても諸説あるようで、こうやって観た者に色々と推理させることが、タランティーノ監督の主眼だったんじゃないかと捉えることにしたところです。
そんな訳で、”メキシカン・スタンドオフ”に関する若干の疑問も残りつつも、セリフや音楽、そして迫真の銃撃戦と、色々と楽しめる要素が満載だった本作の評価は、★4とします。
銃で撃たれたら人は死ぬ
デジタルリマスター版リバイバル上映にて鑑賞。
冒頭のメインテーマからのスーツとサングラスでキメた姿に魅入る。皆それぞれ違った色気を醸し出している。
会話劇がメインでありながら、置かれている状況から緊迫感が常にある。
筋が通ってる(ネタバレ有り)
タランティーノの映画については、これとパルプフィクションだけ見てます。
共通してる点としては、やってること自体は人を傷つけてるんだから間違ってるというか悪いことなんだけど、なぜか登場人物本人なりに筋の通った行動だと観ている観客側にも思わせる力がある、というところだと思います。そもそも出てくる人がだいたいみんな悪いやつなのであてにできるのが自分の感情だけっていうのもあるかもですが。
Mr.ホワイト、およびパルプフィクションのブッチが終盤にとった行動は、自分の保身を優先する見方からするとバカなんじゃない?と言わせてしまうような行動なんですが、純粋にこいつが好きだから助けたい、とか、あまりにひどくて見てられないから助けたい、とかそういったある意味自然な人間の感情に任せた行動である(と思われる)がゆえに、すっごくかっこよく見えちゃうんだろうなと思います。三つ巴で銃を突き付けあうときのホワイトの表情はものすごくよかったです。
あと、ピンクはどうなったんだろう。
今観ても新鮮で傑作
こうゆう企画はありがたい。名作はやはり映画館で観るに限る。
当時の男子はみんな好きだったんじゃないか?しかし今観てもシナリオは面白いし演出、シナリオも素晴らしい名作。
不条理な気持ちが観終わった後残るがそれはそれで清々しい。
ほぼ会話シーンだけなのに
それも半分くらいは本筋とは関係ない無駄話だったりするのに、中弛みがほとんどない。
残酷なシーンでも平凡なシーンでも、撮り方のテンションはほぼ一定。それが逆に凄みを感じさせるのでしょうね。
タランティーノの力量を存分に味わいました。
全162件中、21~40件目を表示