「超大傑作!」レザボア・ドッグス みるさんの映画レビュー(感想・評価)
超大傑作!
タランティーノの劇場デビュー作にして超傑作です。
最初の10分ほどある食事シーンでは「なんだこれ?」と観客に思わせて、突然車にいる血まみれの男のシーンでいっきに観客の心をつかみます。
超低予算の映画なのですが、ぜんぜんそれを感じさせずに、逆に「超大作を見た!」という気分にさせてくれます。
低予算映画はこう作るべきという見本でさえあります。
香港映画の「友は風の彼方に」が元ネタということですが、あの映画のアイデアがここまで面白くなるかという感激を覚えます。「友は風の彼方に」ではヤクザの部下とそのボスと刑事がジャンケンのように三つ巴に銃を向けるのですが、その部分をこの映画ではめちゃくちゃ話しを膨らませて一つの映画にしています。
例えるなら、時代劇を見て「スターウォーズ」を作ったジョージルーカスみたいなものです。
文句なしの傑作映画。
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