「めっちゃバイオレンス」レザボア・ドッグス じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
めっちゃバイオレンス
予備知識なしで鑑賞。
タランティーノと言えば、アクの強い顔立ち(失礼)とパルプ・フィクションやキル・ビル
容赦のないかわいたバイオレンスが特徴だ。
最初からかっこいいおじさん達が朝食を囲んでゲスい会話をしている。
ライクアバージンの解釈には笑った(心の中で)。
あの曲が出た時、私も若かったけど「なんで、処女のように?」って思ったものよ。
宝石店強盗を計画していることはすぐには明かされない。
しかも、明かされる前にティム・ロス演じるオレンジは腹を撃たれて死にそう。
何やら失敗したみたい。
アジトに戻るも、病院にも行けないボスのジョーを待てという。
そこにピンク(スティーヴ・ブシェミ)が計画が失敗したのは仲間の中に裏切り者がいたからだという。
疑心暗鬼のなか、振り返る。
彼らの行動が少しずつ明らかになる。この展開が素晴らしい。
ブルーとブラウン(タランティーノ)は既に死に、
ピンクとホワイトが揉めてホワイト絶体絶命の時に死にかけているオレンジの銃がピンクを斃す。
そこにジョーとその息子エディが現れる。
死にかけている男に向ける疑い。
ホワイトの「そんなやつじゃない(そりゃ命を助けられたからね)」と擁護する
銃を向けられやむを得ずジョーに銃を向ける。
やめろとエディはホワイトに銃を向け、ここに三すくみが誕生の刹那、一斉に火を吹く銃。倒れる3人。
おそらく映画史に残る名シーンの誕生だと思う。
血煙の中、殺伐としたドラマは終わるが、この狭い空間で起きるドラマに何故か既視感がある。
なぜかな?
〰︎〰︎ちょっとした疑問
でも待て。息子は父親を撃つはずがない。三すくみではなく2対1では無いのか?
ならばどうして3人は倒れたのか?
ここは見逃したのかもしれないで確信は無いが、オレンジがエディを撃ったとしか思えない。
つまり、
ジョー▶︎オレンジを狙う(外したか、撃っていない)、
ホワイト▶︎ジョーを撃つ、
エディ▶︎ホワイトを撃つ、
オレンジ▶︎エディを撃つ
こういうことかな?
正解教えて。
ホワイトがジョー、エディの順に撃ちました。
ホワイトの2発目とエディの体に仕込んである火薬が爆発するタイミングが合わなかったのに何故か撮り直さずそのままにしちゃったそうです。