劇場公開日 2024年1月5日

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「この小ネタでよくこねました」レザボア・ドッグス カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5この小ネタでよくこねました

2024年1月23日
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鑑賞方法:映画館

タランティーノ監督のデビュー作品。
ハーベイ・カイテル目当てでデジタル・リマスター版を鑑賞。映像はとても鮮明できれいだった。
実際の宝石強盗場面はなし。
潜入捜査官(警察の犬)が仲間の中にいなきゃ失敗しなかったとホワイトとピンクが瀕死のオレンジ(ティム·ロス)をほったらかして、腹を探り合う。集合場所の倉庫で横たわるオレンジの出血量は相当なものなのになぜか顔色は最後までまずまず保たれていた。最期は三つ巴で撃たれ、深傷を負ったホワイトに応えるオレンジ。義理人情に熱いホワイトにせめてもの恩返しと思ったのか、どうせ二人共おしまいだと思ったのか?
ティム·ロスって、顔は真面目なのにコメディ味のある演技派だねぇ。インクレディブル・ハルクなんかみると完全に三枚目だし。
ハーベイ・カイテルが脚本を気に入って主演とプロデュースを買って出た二人にとってラッキーだった作品。
ブラウン(Qタランティーノ)のライクアパージンのくっだらない解釈のオープニングはまるで落語のマクラ。
プロの強盗なのに1ドルのチップもケチるピンク。
最後、ピンクはきっと逃げたね。
なんか落語っぽい。
コードネームが色。笑点?
黄色はさすがにイヤだねぇ。
この小ネタで2時間近く引っ張るなんて、当時としては新鮮で、そりゃウケるに違いないや。

ブルーが無口で一番悪そうだと思ったら、エドワード・バンカー、本物の元·犯罪者でした。

カールⅢ世
かせさんさんのコメント
2024年3月31日

エディ・バンカー、元犯罪者で犯罪小説書いてて、マグショットある人って中々いないなあと。
頭いいんでしょうね。

かせさん
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2024年1月31日

こんにちは。タランティーノ映画で、比較的初期はティム・ロス、後期はクリストフ・ワルツ、みたいなすっとぼけた奴は不可欠ですね。

ひろちゃんのカレシ