劇場公開日 2024年1月5日

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「【”カラフル”な人々の”犬死”の様をスタイリッシュに描いたタラちゃんデビュー作。傑作である。】」レザボア・ドッグス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”カラフル”な人々の”犬死”の様をスタイリッシュに描いたタラちゃんデビュー作。傑作である。】

2020年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、VOD

悲しい

怖い

興奮

 内容は人口に膾炙しているので、久々に観た”率直な感想”のみ記す。

1.今作以降、タラちゃんの映画はドンドン長尺化していくが、今作は僅か100分で、超一流のクライムムービーとして見事に成立している。無駄がないのである。

2.登場人物は、”ジョー”の指示により、”カラフル”な名前を与えられるが、
 ・ホワイト(ハーヴェイ・カイテル)
 ・ブロンド(マイケル・マドセン)
 ・オレンジ(ティム・ロス)
 の3人のみ、劇中、テロップが流れた後、ダイヤモンドを奪う前の姿が描かれる。(で、彼らの本当の姿が”観客にだけ”分かる。)

 タラちゃんの構成が、上手すぎる・・。
 ちなみに、タラちゃんが扮したブラウンは逃走中、車中で敢無く絶命・・。(立場を弁えている・・)

3.オレンジが、一般市民の女性に撃たれ、反射的に撃ち殺してしまった後、死に瀕して、自暴自棄になる気持ちと、最後まで任務を全うしようとする姿が絶妙である。
 ホワイトが最期まで”オレンジは仲間だ,良い奴だ”と命懸けで庇う姿。
 銃撃戦の後、オレンジが瀕死のホワイトに謝るシーン。
 そして、ホワイトの慟哭の後の銃撃音・・。(このシーンのハーヴェイ・カイテルが凄い。今作は、全編に亙り、ハーヴェイ・カイテルが引っ張っているのだが・・。)

<この作品の尺は100分であるが、体感60分である。それで、充分すぎる位に凄い映画を観たなあ、という満足感を得られる作品はそうはあるまい。傑作である。>

NOBU
talismanさんのコメント
2024年1月5日

やっと見ました!面白かったです

talisman
talismanさんのコメント
2020年7月23日

中断 の間違いです。失礼しました。

talisman
talismanさんのコメント
2020年7月23日

NOBUさん、ここ数日、Netflixで何度も見ようとしました。何故か、途中で睡魔に襲われ中段。何回目かの時、OK!と思ったのですが、アレ~、耳切りかな~と思い、見るのやめました。こちらの体力&気力がないと、楽しめない!最初の朝食場面、何だかアホでかわいい!元気になったら、全部見たいです。

talisman