ル・バル(1983)のレビュー・感想・評価
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ただ踊り続ける
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全編セリフなし。登場人物がただ踊っているだけという映画。
舞台はパリの小汚いダンスホール。
1930年代から1980年代までの移り変わりを描く。
ボーイ・ミーツ・ガールというには歳を食ったオッサン&オバさんが次から次へと出てくる。
オッサン&オバさんなので特にダンスが上手いという訳でもなく、
特に大きなエピソードがある訳でもなく、ただ淡々と踊る様子が描かれる。
このくらい退屈な方が個人的にはしっくりくる。
いつの時代も、音楽を聴き、踊り、飲み食いし、笑い、怒り、泣くオッサン&オバさん。
時代によって音楽とダンススタイルは変わっていくが、人そのものの生態は変わらない。
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