ルナ・パパのレビュー・感想・評価
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タジキスタンのファンタジー映画。 女優になりたいと夢見る17歳女子...
タジキスタンのファンタジー映画。
女優になりたいと夢見る17歳女子。
予期せず妊娠してしまい、
家族はパニック (父と兄のみ、母はすでに他界)
父親捜し、
村の人々の噂話でのけ者にされ、
村じゅうの騒動…
プロペラ機が超低空飛行していたり、
銃がそこらへんにあったり、
土地ならではの物騒さも。
物語がところどころ突飛だったり無謀だったりはしましたが、
そのぶん、愉快だったり滑稽だったりもして、
重たくなく、気軽に楽しめました。
ジブリ
ドタバタしたコメディですが、まったく笑えなくて、
高いテンションと声の大きさで面白くないのをカバーしようとする芸風に、時間まで付き合わされる感じで、シンドイ(笑)
いいトコは、シチリアみたいだったり、ジブリに出てきそうだったり、非常に美しい景観で、本当に美しい♪
もしやジブリの方が影響うけてる?と思うぐらいジブリっぽい光景。
ロバや羊など、いろんな動物が出てきて、海にはヨットが浮かび、オシャレなプロペラ機も出てきます。
そして、最後は、もろジブリっぽい…
意外な終わり方でした(笑)
この終わり方は良かったけど、それまでのダメっぷりを、ひっくり返せず(笑)
あと、いろいろ動物の扱いがヒドイので、その分も減点。
40点ぐらい(笑)
多事キスタン多難
チュルパン・ハマートヴァを愛でるなら、間違いなく「ツバル」か、この映画。DVDも持っているけど、スクリーンで見るのも一興かと。ただなぜこのタイミングで「ルナ・パパ」の再映?とは思いつつ。
予期せぬ妊娠をしてしまった主人公が、地雷で脳に障害を負った兄と、感情のままに暴走する父を巻き込んで、相手の男を波乱万丈の大捜索。コメディと言うよりはファースに近い。過剰なぼどやつぎばやにいろんな出来事が起こり、ラストは突如ファンタジーに昇華して呆気に取られる。
とにかくハマートヴァの可愛さ炸裂。彼女は旧ソ連生まれのタタール人らしいけど、ロシアのウクライナ侵攻に抗議してどこかに亡命したそうだ。さもありなん。
面白すぎる!
ドイツ、オーストリア、日本合作でタジキスタンの監督ってどういう座組?
舞台もタジキスタン。謎の男とちょめちょめして妊娠したスターを夢見る女の子、戦争帰りで傷害が残る兄、男気のあるお父さんが古い慣習の残る街、血の匂いがする扮装地帯で娘の父親探しをするファンタジーです。話はうまれた子供がナレーションしてますが出てきません。
かなり差別的でネガティブな話なんですが、何故だかポジティブで明るく力強い登場人物にパワーもらいました。さらに色々ファンタジーが素敵相乗効果、めちゃくちゃなストーリーだけどコメディにならずに描ききれたのは人間を愛する監督の目線なんだと思う。ファンタジー上手く描ける監督はリアリティをきちんと描ける人だよね。あとタジキスタンの風景とダイナミックなカメラアングルも素晴らしいです。主役の子が可愛い!「グッバイレーニン」「インフル病みのペトロフ家(どっちも最高!)の子なのね。あと飛行機兄さんが最高にいい味出してます。
「怪物」みた後に観たんだけど不幸の描き方、人間の逞しさとか、まったく違う視点で改めて映画って面白いなぁ、、と思いました。不勉強でまったくノーチェックの監督だったけど他の作品も見たい!
わからない
女性には人気がある映画みたいです。
好きだった女性もこれとイラン映画のギャベをイチオシにして薦められたので、気になってDVDで観ましたが女性が感じるファンタジー要素が自分にはロマンチックでもメルヘンでもなくファンタジーさも感じられませんでしたし、下世話をファンタジーにこじつけてるような下卑さも感じてしまいました。すみません。
改めて自分には映画好きの人の評価が高い作品は難しいみたいです。ちっとも面白くありませんでした。
タジキスタン
村のオープンエアの劇場や、飛び交うセスナ機や戦車、幻想的でもある夜の描写と漁業中心の村人とのコントラスト。暗闇でのセックスだったので、相手の男の顔も名前もわからないのだが、娘の苦悩とは裏腹に真剣に怒る父がかなりコミカルなのです。細かい描写だけど、兄の行動もかなり笑えます。
劇場や旅芸人を当り、途中、かなりドタバタとなるのだが、時折、語り手が未来の子どもの声となり、ドラマ性を取り戻す。決してコメディを基調とした映画ではないのに、今まで見たこともないような映像で笑わせてくれるのだ。また、何が起こるかわからない展開にホラー映画に似た感覚の驚愕が待っています。ドッキリさせるなヨ!ラストなんかは宮崎アニメのような雰囲気だし・・・圧巻ですよ。
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