「タジキスタン」ルナ・パパ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
タジキスタン
村のオープンエアの劇場や、飛び交うセスナ機や戦車、幻想的でもある夜の描写と漁業中心の村人とのコントラスト。暗闇でのセックスだったので、相手の男の顔も名前もわからないのだが、娘の苦悩とは裏腹に真剣に怒る父がかなりコミカルなのです。細かい描写だけど、兄の行動もかなり笑えます。
劇場や旅芸人を当り、途中、かなりドタバタとなるのだが、時折、語り手が未来の子どもの声となり、ドラマ性を取り戻す。決してコメディを基調とした映画ではないのに、今まで見たこともないような映像で笑わせてくれるのだ。また、何が起こるかわからない展開にホラー映画に似た感覚の驚愕が待っています。ドッキリさせるなヨ!ラストなんかは宮崎アニメのような雰囲気だし・・・圧巻ですよ。
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