「ベタな話だけど泣きそう。」ルディ 涙のウイニング・ラン 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
ベタな話だけど泣きそう。
スポーツ映画は秀作が多いですが、この作品は1.2を争う傑作です。
特にプレイシーンの迫力は歴代No.1です。
但し、Footballの基礎知識がないとちょっと厳しいでしょう。
参考
①ノートルダムは名門校の一つ、ではなく、プロ野球なら巨人、大リーグならYankees、NFLならDallas Cowboys、高校野球なら全盛期のPLと横浜を合わせたような、図抜けた超名門です。Indiana州にありますが、一番近い大都市はシカゴです。
②Footballは攻撃と守備が完全に分かれていて、選手もそれぞれの専門家です。ルディは守備の中で一番後ろに構えて、主にロングパスを受けるWide Recieverに対応し、且つ守備の最後列で相手の攻撃の最後の砦になるDeffensive Backです。細身で足が速くて反射神経の者が努めます。プロは殆ど黒人。
③試合の最終面、残り10秒なので、攻撃側のノートルダムは適当に時間を潰せばいいのですが、無理やりタッチダウンを奪って(ギャンブル攻撃といいます)攻守を交代させて、守備選手のルディを試合に出すように仕向けた、ということです。
④ルディの最後のタックルは「ブリッツ」という守備技術です。通常、攻撃側のボールを持っている司令塔(QB=クォーターバックです)にタックルに行くのは攻撃側に一番近いDeffensive Lineか二列目のLinebackerですが、時々一番遠いところにいるBacksがギャンブル的に中央突破してQBを直接倒すのがブリッツです。これはプロでも一試合に数回しか出ない大技です。最後の最後にルディのブリッツが決まったので場内狂喜乱舞となったわけです。
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