「方向性を定めて突き抜けて欲しかった」ルチオ・フルチのホラー・ハウス 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
方向性を定めて突き抜けて欲しかった
父母の葬式でガムクチャする子供達からして笑ってしまったのですが、どこからどこまでが本気なのか、はたまたこれはコメディなのか…よくわからない場面が多くて戸惑います。トビー・フーパーとスピルバーグの「ポルターガイスト」っぽさがあったりと、がっつりホラーというよりファミリーものっぽさが漂います。
そして、そのくせフルチらしいグロ描写がちょいちょい挟まれるので本当に困る。どの角度で観たら良い映画なのか…。パパママが大好きな子供達はかわいいし、起こる超常現象も大して怖くない。そのくせフルチらしいグロ描写(以下略
フルチは人体における「眼球」に恨みでもあるのでしょうか。伝統芸は本作でも炸裂します。
ストーリーはありきたり、グロはあるもののフルチにしてはかなり控えめ、褒められるところは子供達が可愛いというところか…。
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