「EAT ME〜!何か食べさせろ〜!」リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960) コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
EAT ME〜!何か食べさせろ〜!
内容は、1960年台のアメリカの犯罪都市スキッドローの花屋で繰り広げられる一匹の食人フラワーによるホラーコメディ。好きな言葉は『ヤバだけど良い人だった、、、』歯医者を治療中に殺めてしまい意図的に食人フラワーに食べさせてしまうあたりから主人公が殺人に対して罪悪感が薄らいでくる辺りがホラーで怖かったです。コメディタッチで笑えるけどブラックユーモアいっぱいで黙ってしまいます。沢山の人が食人フラワーの餌にされる。その様子が人間により都合のいい様に利用される様が人間の業の深さを感じる作品でした。食人フラワー全く悪くなく只食事をするだけで動かないので周りの人間に利用されたり振り回したりしている姿が滑稽で皮肉いっぱいで考えさせられる怖い映画でした。最後は苦悩する結果の原因に自分が一番関与していたのかもという思いから、自死を選ぶ瞬間は切なかった。『僕の人生を壊しやがって!今までにない美味しさだぞ!』何とも言えない幕引きに最後は『殺す気は無かった!』は意外な台詞でした。贖罪としての本人の気持ちが違和感覚えてよかったです。
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