リーサル・ウェポン3のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
この頃の映画は続編が出れば出る程、つまらなく成っていくのが世の常だったけれど、個人的には3作中1番面白い作品だった。まだ4は観ていないけれど期待値は少し上がった。
元刑事で武器売人のボスが、下っ端の現金輸送車強盗に対して、目立った動きをするなと怒りで殺害していたけれど、コイツの犯行も滅茶苦茶目立っていると言うか大胆で、流石アメリカ人だなと思った。
オープニングクレジットの炎が美しく、流れるスティングの歌声も大人の雰囲気で素晴らしい。主人公のトレーラーハウスやワンちゃんが出てこなかったのは寂しかった。
一工夫すれば説得力が格段に上がるのに、それをしない怠慢
銃火器密売組織に挑む主人公達を描く物語。
人気シリーズの3作品目。
概ね、寸評は前作、前々作と同じです。
この作品単体として、決して面白くないこともないのですが、評価は厳しめです。
理由は「とってつけた」・・・と感じるシーンが多いこと。もっと言えば、上手に「とってつけた」を隠せるのに、隠していないこと。
極端な言い方をすれば「鑑賞者を舐めているの?」と聴きたくなります。
一番の例は、中盤にあるマータフ刑事が息子ニックの友人ダリルを射殺したエピソード。
展開自体は王道なんです。
軽快な展開からの転調。巨大な敵、苦悩する主人公・・・怒りを奮い立たせてからのクライマックス。有り勝ちではありますが、それでもクライマックスを映えさせるとても有効な展開。
でも、適当過ぎて見ていられません。
射殺されたダリル・・・これが、前作、前々作でもしっかりと出演している少年なら、マーカスのショックに共感も出来るます。でも、ほぼ初見。映画冒頭に少しだけ登場させて射殺させて・・・では、寧ろ興ざめの方が強くなります。
少年の父親が葬儀の場でマーカスに伝えた「銃を取り締まってくれ」というセリフも適当過ぎです。自分の息子を殺した男に、そんなセリフが言える父親なんていません。
友人を父に殺されたニックが、あっさりと事実を受け入れ父親を励ますシーンも含めて、人間ではなく記号が演じているようで不愉快にすら感じてしまいます。
オマケに、苦悩するマーカスを主人公リッグスが叱咤激励する大切な場面の前に、リッグスとローナのラブシーンを入れる無神経ぶり。
呆れてしまいます。
無理に息子の友人にする必要はなかったと思います。真面目な少年が違法銃を手に入れてしまい、虐めっ子を思わず射殺。動転して警官にも銃撃してしまいマーカスに射殺される。翌日の「違法銃の蔓延を憂う」新聞のヘッドラインを映せば、より自然に「銃を取り締まってくれ」のセリフが出てくるように思いました。
私的評価は厳しめです。
ノリの良さは、悪ノリへの序章
本当に作りたくてこのシリーズを継続したのか、映画会社のゴリ押しに辟易としながら、「こんなところで納得しちゃあもらえまいか?」という、ドナー監督の嘆きが聞こえてきそうな展開。
ふざけているようで、実は現実との折り合いをうまくつけられないパラノイア的気質を上手く絡めた演出で、パート2は上手くいったと思う。ところが、パート3では、その発展形にとどまり、新機軸を打ち出せていない。悪役も魅力不足だし、レネ・ルッソとのラブシーンは美しくも、妖しくもなく、やる意味があったのかとすら思う。
いちばんの不満点は、メル・ギブソンの人気におもねる余り、彼の主張を受け入れすぎたことだと思う。そもそもの人物設定から、大きく逸脱したリッグス刑事なんて、映画の登場人物としては何の魅力もない。
あろうことか、テレビシリーズがウケたことで、更なるキャラ変を余儀なくされ、主役キャラがクビになるという前代未聞の事態に発展してしまった。『リーサル・ウェポン』とっておきの隠し武器=人間兵器という原点回帰を意識してほしい。
人間兵器 Ⅲ‼️
見ててほっとする。
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2でやり過ぎた事により、2人は警ら係に降格させられた。
で見回りの際に怪しい車を見つけ、カーチェイスの末逮捕。
車から色々な武器が見つかる。
これらの武器は警察の廃棄用保管庫から盗まれた物だった。
こういう経緯もあり、内部調査の部署から女性警察官がやって来る。
監視カメラから犯人は元刑事だということがわかった。
グレ始めた息子の友達が一味に利用されており、
マータフがこの少年を射殺してしまうという悲劇もありながら、
3人で犯人を追い詰め、壊滅させた。
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最近毎週このシリーズを深夜にやっている。
今回3作目、次の4で完結だが、見てて何かほっとするようになって来た。
そういや前作で出てたいいキャラの元チンピラのレオが、
足を洗って不動産業をやっていた。
せっかくマータフのボロ家の売約を苦労して取り付けてくれたのに、
マータフはそれをキャンセルするという鬼のような事をしてた(場)
でも相変わらず昭和の感覚が残るのはどうしても目が行く。
リッグスやマータフが善良な市民をからかって大笑いしたり、
もう伸びてる敵をなぐったり、平気で人を殺したり・・・・
捜査令状なしで敵のアジトに乗り込んで大暴れしたり・・・
そして最後も応援なしの2人で改めて敵のアジトの乗り込む。
多勢に無勢、何でわざわざ死にに行くような真似をするのか・・・
そしてその時、上記の女性警察官もやって来て、
死にたいとしか思えない、そのスリルを楽しむような狂気そのもの。
そしてリッグスと恋仲になる。
前作のように死ぬのかと思いきや、撃たれながらも生きていた。
次作でも出て来るのだろうか。
あとマータフがあと1週間で退職との事だったが、今回の事件で気が変わる。
まだ刑事を続けると言っていたが、そんな事ができるのだろうか?
っていうか、アメリカの公務員の定年って何歳で、マータフは何歳?(場)
体の傷痕数はどちらが勝った?
マータフにしか止められない
28年前の作品ですか!
不幸続きのリッグスの人生についに幸運な兆しが!
魅力的なキャラが目白押し
おもしろかった!バディものとしては、かなりいい出来じゃないかな。冒頭のつかみのパートからクライマックスレベルの大爆発!
マーティンにロジャー、前作の名脇役レオも不動産屋として登場!今作から登場のローナも、キャラ立ちしてるし、まさかのシリーズ随一のアクションスキル!警備会社のおばさんとか脇役すら個性的で濃いメンツ。署内での銃の暴発をかばったり、落ち込むロジャーを親身に励ましたり、マーティンがロジャーのことを心底信頼している姿がよかった。マーティンの二人はなかなか新鮮だった 笑
ストーリーもよかった。現金強奪犯の署内での射殺と息子の友達の射殺、2つの違う事件が一つに繋がり、黒幕のトラヴィスに迫る展開で、息もつかせない。演出も爆発、炎上が多めで派手で◎。
疫猫神、太陽と大腸とか、字幕も粋なものがたくさんあって良かった。あれは、英語だとどういう意味なんだろうか?
いやはやド派手なオープニング。 前回いい味出してたジョー・ペシは?...
6days is gonna be long. メル・ギブソンが楽しんでるバディ・ムービー
メル・ギブソンとダニー・グローバーのバディ・ムービー第3弾です。今回もいつもより多目に爆発してます。エンドロールの後まできっちり爆発させてるサービス精神満載です。
通して観てるとシリーズ始まった時のメル・ギブソンの病んだ性格はどこへやらと言った印象を受けますが、個人的にはこのノリの方がリーサル・ウェポンですね。引退まで後6日だったダニー・グローバー、息子の友達を射殺してしまい悩んだりもあるのですが、周りの人の理解で即立ち直ります・・・ってか息子にしろ、殺された親御さんにしろ理解良すぎでしょ!?っとツッコミたくなるのは野暮というものでしょう。
新しいキャラクターのレネ・ルッソさん。たくましい女性が良く似合います。アクションできる強ーい女性の元祖ですね。ジョー・ペシは相変わらずいいキャラクターですね。ウザいけどみんなに愛される的なポジションです。
深い所はけっこうさらっと流されますが、刑事系アクション映画の幕の内弁当といったカンジで気軽に観れるのが一番の魅力ではないでしょうか?
シリーズ特有 犯人直ぐ判りは健在
友達はいい
このシリーズのメルギブソンは精神を病んだ役どころだったと思うのだが、かなりリハビリが効いているのか大分付き合いやすい気のいい人物になっているようだった。ただ異常に無鉄砲なところは残っていた。彼がそうなったのはパートナーであるダニーグローバーのお陰だろう。
ダニーグローバーが本当に好人物でオレもそんな友達が欲しいと心底思った。面白半分でからかったつもりが絶交されてしまう事が度々あり、この映画の彼らのように顔面を拳で殴り合っても翌日には仲直りしているような関係は本当に羨ましい。しかし、オレがダニーグローバーのようにわずらわしい友達に、親身に関わる事ができるかと言えば、面倒なので無理である。なので、そんな友達がいなくても仕方がないのだ。
より娯楽度の強くなった活劇が楽しめる
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65
少年犯罪が取り上げられて深刻な部分もあるのだが、全体としては時に冗談を交えながら喜劇調に面白おかしく活劇を見せてくれる。捜査はやりすぎだしどんなに銃弾を撃たれても危険なことをしても死なないしそのあたりはこの手の活劇のお約束だが、だからこそ安心して娯楽を楽しめる。今回はメル・ギブソン同様に無茶をする女捜査官も加わり、より活劇の娯楽度が上がっていた。
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