劇場公開日 2024年10月25日

「痛みを感じるリアルさが失われ」ランボー3 怒りのアフガン うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0痛みを感じるリアルさが失われ

2024年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

この当時、まだ3部作みたいな発想はなく、それぞれに独立したプロジェクトとして、映画が受けたら続編を製作。また受けたらさらに続編という流れだった。

当然、このシリーズも根底に流れるストーリーのようなものはなく、1作目ではベトナム帰りの厄介者だったランボーがいつの間にか国家的英雄に祭り上げられていたりと、不思議な空気が漂う。無理難題を押し付けられ、表情一つ変えずにミッションに取り掛かるランボーはまるでスーパーマン。敵の存在もだんだん規模がでかくなり、戦車部隊相手に太刀打ちできるあたり、もはや絵空事を通り越してごっこ遊びレベルにまで落ちた気がする。

2で最高潮に達した映画熱も、この頃にはすっかり冷めて冷ややかな目で見ていたのでした。それにしても、この時代の仮想敵国って、ロシアが裏で手を引いていたな。たいてい。

うそつきかもめ