ラ・ブーム2のレビュー・感想・評価
全6件を表示
助兵衛ジジイの地雷映画。
内容は無い。
主人公の少女の肉体的成長を記録したアイドル映画。二年間で大きく成長した。と、すけべー爺は映画を作ったと感じた。
初見である。
娼婦真似をして、親が誤解して警察をぶん殴る?
何だ!?それは?
フランスは自由と民主主義と女性を差別しない先進国と見られているが、カトリック教徒の国。想像以上に女性に対する差別は色濃く残っている。
勿論、売春は今でも合法である。とレビューしていたら、性を買う側の処分が厳格化されたようだ。やっと。
追記
「恋する瞳」がヒットしたが、やはり、どこかで聞いた事のある音楽だ。
時代のアイコン
今の私にはこの作品を鑑賞するには、とても辛かった。全く面白くないのだ。ソフィー・マルソーはティーンの頃の私のアイドルであったのだが、今となってはロリコン趣味全開の様相となってつまらなさだけをスクリーンから受け取る。私は最早そこには居ないのだ。青春の日々は甘い思い出の中に止まり、過去に属す。私は今をこの現実に存在しているからこそ、感傷的な気分になれないのかもしれない。しかし、それが今の私なのだ。
前作からわずか2年で少女から女性に成長したソフィー・マルソーの魅力がスクリーンからはみ出した『続・サザエさん』
舞台は前作から2年後。15歳になったヴィックは両親や友人と離れて夏休みをバイエルンで過ごしていたが雄大な自然の中で暇を持て余していた。ザルツブルクにいたプペットに誘われてホームステイを6日早く切り上げてパリに戻ることにしたヴィックは車内で出会った17歳のフィリップとパスポートを取り違えてしまう。パリに戻ってからそのことに気づいたヴィックはペネロプと共にフィリップを訪ねるがそこで二人ともフィリップに恋をしてしまい・・・からの物語ですが、まず驚くのは前作からたった2年しか経っていないのにソフィー・マルソーが別人のように魅力的な女性になっていること。外見は成熟していても中身は少女、その刹那で光り輝くソフィーの美しさが終始スクリーンからはみ出しています。
前作レビューでも触れた通り上記のような恋バナは物語のごく一部。前作にも増して色んな物語が盛り込まれてもはやオムニバスドラマになっています。前作でも『裏街』のヒロインを気取り既婚男性との恋を語っていたプペットに起こる事件、歯科医から研究の世界に進もうと決めたフランソワと自作のアニメ化でさらに多忙になったフランソワーズのすれ違いといった大きなドラマに絡むのがギャグパート。前作で小学生だったサマンサがファザコンぶりを全開にしてフランソワに色仕掛けしたり、ブームの余興が警察沙汰になったりといった喧騒がどれも微笑ましいです。
前作も古典映画へのオマージュが滲んでいましたが、本作にも『雨に唄えば』他へのリスペクトがさりげなく滲んでいるのもポイント。特に『逢びき』の引用はさすがとしか言いようがない洒落た演出になっています。
前作の『愛のファンタジー』に代わって本作で繰り返し流れるのが劇中にもしっかり出演しているクック・ダ・ブックスの『恋する瞳』。40年前の映像と併せて耳に響く名曲はドラマに関係なく涙腺をガンガンに刺激します。曲は40年聴き続けてきましたが、動くクック・ダ・ブックスを観るのは初めてで、そのいかにも80‘sバンド然としたルックスにニヤニヤさせられました。
個人的に可哀想だったのはヴィクやペネロプの友人ステファン。ミハイル・バリシニコフやアレクサンダー・ゴドノフといったビッグネームのチケットを押さえたのに毎回ヴィクにドタキャンされて肩を落とす姿が一番泣けるかも知れません。
今回ビックリしたのはマチューのパーティにやってきた青年フェリックスが演じているのがランベール・ウィルソンだったこと。つい先日『ミセス・ハリス、パリへ行く』で老いた侯爵を演じている姿を観たばかりだったので、シレッとヴィクをナンパする青年役の初々しさに40年の月日の重さをずっしりと感じました。
全6件を表示