「魅力的なキャラクター！ただそれ以外がイマイチ。。」ラッシュアワー　かつさんの映画レビュー（感想・評価）

　クリス・タッカーって、このシリーズ以外の作品にはあまり出てないんですね。声も特徴的で、表情も見ていて楽しい俳優さんだったのでもっといろいろ出ているのかと思いきや意外でした。フィフス・エレメントでのマイケルっぽいキャラはインパクトありましたねぇ。未だに覚えてます(笑)
　さて、作品の感想ですが、ジャッキー・チェンのアクションと、クリス・タッカーのマシンガントーンが終始楽しめる作品でした。終盤のタッグアクションなんてなかなか見ごたえがありました。
　逆にそれ以外に見るべきポイントがなかったとも言えるかなぁ。。一番気になったのはストーリー。とにかく、王道というよりはもはや陳腐と言えるぐらいに月並みで意外性に乏しかった。。ツッコミポイントも多かったですねぇ
・誘拐事件が発生した瞬間に、中国から呼び寄せられるリー刑事。なんでそんなに早いの？アメリカ国内の事件なのに？
・陽動でビル爆破が起こったとき、その現場の超至近距離になぜかいる敵幹部。そして、見つけてくれと言わんばかりに不用意に表通りに出てくる敵幹部。
・特に事情を話す訳でもなく「子供を助けたいんだ。。」という浅浅な説得にすぐに折れる裏売人。
などなど。キャラクターがよかったので、もうちょっとしっかりしたストーリーを作ってほしかったですね。。