ラジオ・デイズのレビュー・感想・評価
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【心優しき市井の人々にとって、ラジオが娯楽であった時代をノスタルジーを込めて描いた作品。ジョー少年は、幼きウディ・アレンだよね・・。】
ー ラジオが家族の団らんの中心だった1940年代のニューヨーク。
ラジオは真珠湾が攻撃を受けたと、戦争の暗い影を告げる。
それでも少年・ジョーの日常に変わりはない。
世の中で哀しき事件,面白き事件が起きても、少年と家族の暮らしは、豊かではないが幸福に過ぎていく。ー
◆感想
・今作はウディ・アレン監督の少年期の思い出が散りばめられた作品なんだろうな・・。
・ビー叔母さん(ダイアン・ウイースト:常連さんですね。この方は年を重ねるごとに良い表情になっていくなあ)と恋人との初デートでの火星人襲来を伝えるラジオを聞いて逃げ出す恋人・・。
・キチンと、ミア・ファローも出演していて、ウディ・アレン監督が気心の知れた俳優さん達と、懐かしき時代をキッチリと描き出している。
<ラジオがきっかけでラジオにまつわる様々な楽しく、時に哀しいエピソードが、当時のヒット曲をバックに積み重なっていくさまが心地いい作品。
何より、ウディ・アレン監督が楽しみながら作品を制作している感じが伝わってくる作品である。(裏ではイロイロあったみたいですが、それに触れるのは野暮というものでしょう・・。)>
アレン君の中間色
アレン君好きの知人が「アレン君はアニー系とカイロ系にハッキリ分れる」と言われました。
私はアニー系は受け付けないがカイロ系はOKです。
これはアニー系ですが、「アニーホール」「マンハッタン」の超絶つまらなさに比較すれば、まあまあでした。もっとも話に脈略なく、いろんな小話をつなげてるだけですが、確かにノスタルジックはよく伝わってきます。
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