ラヴソングのレビュー・感想・評価
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ロマンチック
中国語の勉強のために鑑賞。(ほとんど広東語だったから、字幕をガン見)
80年代後半から90年代の雰囲気が味わえる。
物語自体は、前にもあったような、オチも見えているんだけど、そのオチを観るために最後まで見入ってしまう。
この作品には、そうさせる演出に魅力があると思う。結局泣けたし。
冒頭で明らかな伏線があったのに、すっかり忘れていて、最後に回収された時、
「あ〜!それがあったんだったー!」と悔しかった。笑
割と王道なストーリーなのに、令和に観ると特に、よりロマンチックに感じる。
携帯もない時代、やっとキャッシュカードが普及してきた時代で、出会い、別れ、再会。
今なら簡単でも、昔はありえなかったことが、物語を豊かにしていく。
そんな恋人たちの姿を残せる映画って、やっぱりいいなと改めて感じた。
個人的に好きだったのは、マフィアのボスが、ミッキーマウスの刺青を入れてたところ。
極端に悪い人が出てこなかったのも、私は好きだった。
愛は強し。
香港の香り
マギーチャンという俳優を知って世代じゃないけど映画館で鑑賞。
フィルムの色合いは新鮮でテレサテンの歌も味わい深い。
令和に生きていると忘れている、昭和の発展途上の空気のエネルギッシュさが非日常に連れて行ってくれる。
王道のエンタメ的なラストシーンも良かった。
切ない、甘い
原題の『甜蜜蜜』はとても甘い、という意味だそう。何度も見た映画。
返還前の香港の雰囲気、テレサ・テンの歌、大好きです。
甜蜜蜜を歌えるようになりたくて、最近は専らyoutubeでヘビロテ中。
運命的な恋人たちの出会いと再会のオーソドックスな香港映画
中国本土に婚約者を残し、香港に職探しに来た青年が、マクドナルドで出会った女性と愛し合いながら別れ、結局は流れ流れてアメリカで再会するハッピーエンドのラブストーリー。祖国を捨て自分で切り開く人生の成功を望む中国人の或る種の強かさが、この物語に僅かながら現実味を感じさせる。一度街中で女性が青年を見かけ追い掛けるシーンがクライマックスになっている。古典的な映画技法の嫌味なさ。ストーリーに合った青年役の個性が薄い男優と、現代的な働く女性像を表現した相手役の女優の上手さ。このふたりのキャスティングはいい。ラスト、プロローグの香港のターミナル駅に到着したシーンの再現で、実はこの恋人たちが背中合わせで同じ列車にいた運命的偶然をオチにする演出はご愛嬌で、映画的価値は薄い。中国本土に残っていては、男女の出会いが出来ないから新天地を求めるのかと、祖国愛が生まれにくい中国の実状が垣間見える。
2000年 5月10日
中国共産党による民主主義弾圧が明確に歴史に残された2020年。このような香港映画も姿を消すことになるとは、当時は想像しなかった。
ふうむ…
テレサテンの名曲に彩られた、純愛を偽ったストーリーだ。
主人公のキャラが魅力的なだけに、
どうしても過ちをおかしているのが許せない。
まあ、運命ってやつなんですかね。
劇中のBGMは耳に残るし、
街並みを観ているだけでも面白い。
刺さった人にとっては一生心に残る作品にもなりえそう。
まだまだ私は未熟すぎる。
離れても別れても
女はサラッとし、男はケロッとしているがため、くっつくまで非常に時間がかかった。
大陸を出て香港で出会い別れて離れて海を越えて、それでも神様だかなんだかは何が何でもこの2人が結ばれるように仕向けたのです。
いやいや戻れよwとかツッコミどころは多かったけど、懐かしい古き良き香港の風景、2人の無邪気な関係、さすがの包容力エリック・ツァン、クリストファー・ドイルの刹那的生き方、魅力満載の一作でありました。
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