劇場公開日 1967年10月25日

「愚かな南部の白人」夜の大捜査線 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0愚かな南部の白人

2018年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

人種差別、特に黒人への差別になるとドウしたってアメリカの白人が愚かしくなる。

例え刑事であっても黒人だと扱いが酷いのなんのって一人で捜査すら出来ない不自由な南部。

署長を演じるR・スタイガーに感情移入してしまい渋いイメージのW・オーツがお調子モンなキャラを演じているのに好感が。

あの綿花畑のオーナーはあまり意味が無かったようにも思うし目の当てられない酷い愚かな展開やオチになると思いきや無難な着地で。

正義の象徴としてステレオタイプ過ぎて主人公にあまりハマれず主役のS・ポワチエを食ってオスカー獲ったR・スタイガーは人種差別とか時代ってヨリ演技の巧さで主演男優賞を実力で受賞した説得力がある。

万年 東一