「灰とダイヤモンドと対になる映画」夜の終りに 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)
灰とダイヤモンドと対になる映画
『灰とダイヤモンド』では労働党の要人の暗殺をしていた若者とバーで働く女性の恋が描かれていた。この作品でも享楽的な恋愛を繰り返すプレイボーイの若い医師とバーで出会った女の恋が描かれる。同じような場所で同じ様に運命的な出会いをする両者ですが、その恋の行方は対照的ですよね。
極限の状態で儚く散っていく悲しい恋愛に感動もするけれども、どうせ自分が体験するならば未来あるハッピーエンドな恋がしたいですよね?まさか異論は無いと思いますが、世の中が極限的に危機が迫ってくると悲劇的に散っていくことに美学を感じる人がいるんですよね。怖いことです。
アンジェイはノンポリで無責任だし、赤毛の女の子もなんか刹那的に生きている感じ。なんかふわふわしてて掴みどころがないけれども、平和な世の中ならではの二人だなって思う。
アンジェイが作るスクランブルエッグと、ナイフでもなかなか切れない固そうなパン。すごく不味そうだったけど、なんか食べたくなったw
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