「空港のVIP待合室を舞台にした群像劇。当時の一流俳優がずらりと並んでいるところがすごい。」予期せぬ出来事 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
空港のVIP待合室を舞台にした群像劇。当時の一流俳優がずらりと並んでいるところがすごい。
クリックして本文を読む
暗い面持ちなのは巨大企業に乗っ取られそうな実業家レス・マングラム(ロッド・タイラー)と、その秘書のミス・ミード(マギー・スミス)。フランセスはかつて駆け落ちしようとしたギャンブラーのマークと同席となってしまい、何やら秘密めいた雰囲気。自分を“ジゴロ”と自虐的に言ったりするが、フランセスとはプラトニックラブ。金のため近づいたかと思えば、文無しの再出発も厭わないと言うし、一途な愛だった。
トラクター会社を経営するマングラム。その有能な秘書ミードは社長と会社を愛する女性。奥方がやってきたことで、独自でアンドロスに相談する。いきなり15万ポンドの借金を頼んだら、やけくそ気味の彼は潔く小切手を切ってくれた!
前夜に潔く身を引くことを決めたポールはNY宛に手紙を送るが、フランセスをその手紙を読んで彼が自殺しようとしているのを知り、めでたく元サヤへ・・・リチャード・バートンの哀れな姿がなければちっとも面白くないストーリーだったけど、飛行機が一日遅れたおかげで経済界の大物を失うことは避けられたし、大企業による買収も避けることができた。映画プロデューサーは税金対策のため女優と結婚してしまうというオマケがついて、公爵夫人は城の維持の資金を得ることができた。なんだか、金持ちばかりの話だったので、ジゴロのマークを応援してたのに・・・ちょっと残念。
コメントする