「後悔からの行動」ヨーロッパ一九五一年 はむちんさんの映画レビュー(感想・評価)
後悔からの行動
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お母さん構ってくれないから階段から落ちて飛び降り自殺。これによりバーグマンは自分を責め続ける。もっと構ってあげれば良かったと・・・。
・立ち直るきっかけになればと、6人の子供(うち3人は拾った)母親の明るく楽しく生きる姿に感化
→「贅沢は疲れるから気ままに生きる」--- 印象的な言葉だった。
・売春婦の面倒を見る。
→その後、亡くなったことを隣人に伝えようと思ったら何と銀行強盗がいる! それなのにバーグマンは「逃げなさい」と助言。あのまま興奮していたら誰かを殺したはず。いったん逃げて落ち着いたら出頭すると思う。悪い子には見えなかった。。。いやぁ~恐れ入った!
今までの暮らしとは打って変わり、「社会経験」が凄まじい展開。
だが奇妙な行動と思われ、バーグマンは精神病院へ連れていかれるのだが、院内でも周りに必要以上に優しく接する姿に唖然とする。
何故? 子供への後悔、自分が憎いと嘆く・・・反動の優しさであった。
→この部分、ちゃんと話してるのに何で担当者は理解できないのか疑問だが・・・
世間的には恵まれた人生に思えても、実はそうではなかった。聖人と思う人、精神異常者と思う人・・・心はしっかりしていたと思う。自分のしてきたこと理解してる。冷静だよ、誰もわかってくれないんだな、いやわかってくれるわけない。このまま病院で生きていこう。そんな決心を感じる。
子供の死から個人的には考えにくい展開になったので、正直拍子抜けしましたが、様々な人間との出会いは観ていて引き付けられる連続でした。
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