「去り際の夕日」夕陽のガンマン しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
去り際の夕日
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ドル箱三部作第2作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
マカロニ・ウエスタンには、ハリウッドの西部劇には無い泥臭さがある。そこがとても好きだ。本作もご多聞に漏れず、人間の汚さと美しさを迫力の映像と耳に残る劇伴に乗せて描く。
濃い顔の男たちが汗を流し、全身を砂に塗れながら命のやり取りを繰り広げる。その熱量たるや凄まじい。モンコとモーティマー大佐の刹那な友情に漂う男臭さも堪らなく良かった。
邦題に「夕陽」とあるが、劇中に夕日が登場するのはラストシーン。夕日に向かって進むモーティマーと、背を向けて去るモンコ。バックに流れる哀愁漂う劇伴が齎す余韻に浸った。
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