「登場人物の行動によって状況を理解させる構成が良い」夕陽のガンマン 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物の行動によって状況を理解させる構成が良い
登場人物の台詞を減らして、行動によって状況や心情の説明を行うことで、視聴者にストーリーを理解させる構成になっている。そういった間の使い方が、リアリティを生じさせていて良かった。それは下手をすると冗長な感じになりそうな映画の撮影方法だ。しかし主演2人の友情や、華麗な銃さばきを披露するアクションによって飽きさせない面白い映画だった。
映画後半で、マフィアのボスが大金を一部の仲間と独占するために、賞金首2人と手下を戦わせて共倒れを画策する。そんな非情でセコい思考のボスに、なぜ大勢の人間が付き従っているのかやや疑問だった。やはりアウトローとしてそれだけの実力があるのだろうか。悪い面と良い面を持ち合わせている、そんな複雑な人物像にした方が、悪役としてはより魅力的になったんじゃないかと思う。
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りかさんのコメント
2024年7月21日
思い出しました。イーストウッドさん、口に入れる物には大変気を遣ってられるそうです。野菜中心だったか、飲み水なども。若い頃から煙草も作品の中で吸うだけだったそうです。
りかさんのコメント
2024年7月21日
?????
最近は、失礼ながらおじいちゃんの印象しか無いですが、実際にお会いしたら、凄いオーラが出ていそうで、おっしゃるように背筋ピンで目が釘付けになるのかも。
紳士なんでしょうね。