「ドンパチして悪者退治して終わりと思ったらイロイロあって早打ち対決もあって面白かった。2Kなのがかえって良かったと思う。」夕陽のガンマン マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
ドンパチして悪者退治して終わりと思ったらイロイロあって早打ち対決もあって面白かった。2Kなのがかえって良かったと思う。
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エルパソ銀行で待ち伏せしてドンパチして終わりかと思ったら、悪者エル・インディオ(ジャン・マリア・ボロンテ)の方が1枚も2枚も上手。
ホントはこの時点で一旦勝負はついてて、その後モンコとモーティマー大佐がインディオに捕まった時点で勝負有り。悪者インディオの完勝なのだが、そこは目をつむって2人は殺されずに話は進む。
モンコ(イーストウッド)とモーティマー大佐(リー・ヴァン・クリーフ)がカッコよくて強いのは当たり前だとして、物語が倍増して面白くなったのは、賢さで2人の上を行く悪役インディオのおかげだ。
知恵比べでも腕比べでも正義が上で悪者が下、正義が悪者をやっつけてハイお仕舞いでは当たり前すぎる。
まあ、それでもけっこう面白くてスカッとするけれど、今回は知恵比べでは悪者の勝ちである。でも結局は悪者のインディオが、最後の腕比べでやられちゃうんだけどね。
それと西部劇に欠かせないのが早打ち対決。こと早打ちに関しては悪者も正々堂々としてる。悪者なんだから、さっさと後ろからでも闇討ちでもいいから撃っちゃえよ、卑怯もへったくれもないだろうと思う。だけど特に相手が凄腕のようだと察すると、どっちが早いか正々堂々と勝負して白黒つけなきゃ気が済まないらしい。取り巻く悪者も加勢せずに黙って見つめてる。たまにホントに卑怯な悪者もいるが、そういうヤカラは必ずやられるからザマーミロである。
今回も何個か早打ち対決があって面白かった。
今回4K版が出てるが、見た劇場が2K版だったので古い映画っぽさがあって、かえって良かったと思った。
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