夕陽のガンマンのレビュー・感想・評価
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登場人物の行動によって状況を理解させる構成が良い
登場人物の台詞を減らして、行動によって状況や心情の説明を行うことで、視聴者にストーリーを理解させる構成になっている。そういった間の使い方が、リアリティを生じさせていて良かった。それは下手をすると冗長な感じになりそうな映画の撮影方法だ。しかし主演2人の友情や、華麗な銃さばきを披露するアクションによって飽きさせない面白い映画だった。
映画後半で、マフィアのボスが大金を一部の仲間と独占するために、賞金首2人と手下を戦わせて共倒れを画策する。そんな非情でセコい思考のボスに、なぜ大勢の人間が付き従っているのかやや疑問だった。やはりアウトローとしてそれだけの実力があるのだろうか。悪い面と良い面を持ち合わせている、そんな複雑な人物像にした方が、悪役としてはより魅力的になったんじゃないかと思う。
高みの見物が好きだな
この人は✋
自殺に腹打ちはキツいんじゃない(゜∀即死出来ないと思うから…
敵のボスの昔の方が、文明的な生活送ってるからこれは実は∑(°∀°)コレハァ!!
猿の惑星や2001年宇宙の旅、北斗の拳、未来少年コナンを先取りしたディストピ
好きなものは好き。
もう何回見てるでしょうか。ロングショットに銃声が轟き、そこに重なる口笛とモリコーネのメロディ。多幸感溢れるオープニングでまたまたスタートです。物語としては「続・夕陽のガンマン」(前作との繋がりは無し)の方が断然面白い。ただ、リー・ヴァン・クリーフはこっちが断然カッコイイ。「怒りの荒野」と1、2を争う渋さ全開です。4Kのワイドスクリーンでイーストウッドがあのメロディにのって馬を右へ左へすっ飛ばす(いつもの)シーンが見れただけでも劇場へ行って大正解でした。しいて好みを言うならTVの洋画劇場で放送されていた日本語吹替え版がやっぱりいい。多田野曜平さんが山田康雄さんが吹替えしきれていないシーンを補完したバージョンは奇跡の出来栄え(何処繋いだの?)です。
きっかけはモリコーネ、持続はイーストウッド❣️
男のドラマだなぁと思った。
女性3人しか出て来ない。
なんでも弾丸で解決する。
りんごの🍎実を落としたり、電線を切ったり、
帽子を撃って?????対決?
弾の使いまくりもったいないと思わないのか。
人の命を軽く考えていた時代。
すぐに殺す。
善悪よりも射撃の腕で生死が決まった時代。
賞金稼ぎという仕事、
現代ならどういう位置づけか⁉️
リー•バン•グリーフ、本作では
イーストウッドと手を組んで
妹思いの兄の復讐劇。
お揃いの懐中時計に忍ばせる美人妹の写真。
敵役もなかなか賢くて一筋縄ではいかない。
騙し騙されての
出来過ぎの展開もあったが、
モリコーネの音楽を堪能して
哀愁漂う作品に酔いしれた。
口笛吹いている人、唇痺れないかな、
と心配するが。
西部劇というと木造っぽい建物もあったが、
白壁の四角い家もありメキシコに近いからか。
町から町の間砂漠ばかり
歩いてだと命の危険を感じる。
あれで方角とかよくわかるものだ。
いかつい髭面のオッさんばかりの中で
最後まで観られたのは、
クリントイーストウッドのイケメンさの
おかげか。
あんなにカッコいいとは知らなかった。
西部劇というだけで敬遠して来たが、
『モリコーネ』で本作のことを知り、
あの音楽を全編聴きたくなった。
ストーリーも良くて、
以前ザ•シネマで何回も放送されていた時に
観ておけば良かったと思う。
ちょっと
ツッコミ所が多過ぎる。クリントの今回の役名から口に出来ない・・「荒野の用心棒」から更に冗長、痛めつけは倍化したらどうだ! が見え見え。リーヴァンクリーフはカッコ良かった、ある部分クリントを食っていた。走り回る子ども、ニワトリ、虫と荷台一杯の賞金首は良かった。
しかし、夕陽は一瞬でしたね~
面白い
悪役の皆さんが素晴らしかった。主役二人のやりとりは、もはや「型」として出来上がりすぎているので今となっては意外性のかけらもなく、見ていて眠くなるほどだった。
むさ苦しさや殺伐とした感じがとても良い。アメリカで撮ってもいない、全く虚構の世界なのに、本場の西部劇よりこっちの方がリアルに感じてしまうのが不思議。
4K再上映!《ドル3部作》第2弾!用心棒は賞金稼ぎに 今回はリー・ヴァン・クリーフの渋いカッコよさ!
《ドル3部作》第2弾!と言いますが、そんなことは最近知ったこと。
何も知らない映画ファンは、「荒野の用心棒」の続編は「続・荒野の用心棒」だと思い込まされていた。
それは日本で勝手につけたタイトルで、日本で勝手に続編にされていたのでした。
(少し違うが「サスペリア2」みたいな。)
宣伝部恐るべし。
再上映にあたり、本作では特に青い空に、白い建物のコントラストの美しさが、クリアな4K画面に映える!
乾いた空気が見えるよう。
前作「用心棒」が今回は「賞金稼ぎ」に。
賞金稼ぎ二人が、時に欺き、時に協力し合いながら、賞金首のかかった悪党軍団を片っ端から片づける!
見たはずなのに一切覚えていなかった、この展開が面白い!
主演のイーストウッドは、もはや安定した変わらぬキャラクターで、今回のメインは、リー・ヴァン・クリーフ!!
愛する妹への復讐を胸に秘め、この渋さ、カッコよさ!!
緊張感あふれるクライマックスの決斗シーンで延々と流れるオルゴールとオルガンとトランペットの調べ!
そして、賞金はすべてイーストウッドに譲り、夕日を背に去っていく。
タイトルロールの「夕陽のガンマン」はリー・ヴァン・クリーフだったとわかる名シーンでした!
感情移入できないなぁ
2024年劇場鑑賞76本目。
なんかクリント・イーストウッドよりリー・ヴァン・クリフの方が主演っぽいですね。荒野の用心棒に続いて相変わらず正義より金で動いてるようにしか見えない名無しの男(と言う割に名前出てたような)に感情移入し辛い作品ですが、三作のうちではまだバディものとして良かった方ですかね。でも悪党捕まえるとはいえ結構犯罪犯しているのですが・・・。
割り込みオルゴール
凶悪なインディオを討つ為に二人の賞金稼ぎが
手を汲む。ジャン・マリア・ヴァロンケは又悪役。顔付きもギラギラ感も半端ない。
クリント・イーストウッド、リーヴァンクリーフ
は格好いい。
キメ絵画像は本当に綺麗。
青い空をバックに対決シーン。夜の帽子煽り討ち。割り込みオルゴール。ガンベルトを丸ごと渡す男前なシーン。
ガンマン仁義があるんだね。
所々のセリフも痺れる。
笑いのシーンは誇張し過ぎて少し怖かった。
モリコーネの音楽は最高。映画館で感じたい音。
一作目より工夫されていたが、前作より少し
劣る感じがした。そう思うと黒澤明監督の用心棒が素晴らしく緻密に作成されているのを改めて感じる。
続夕陽のガンマン 地獄の決斗も観てみたい。
ガンマンの立ち姿が美しいマカロニの名作
今まで何度もTVやビデオ、DVDで観てるけど、やっと映画館で観られて嬉しいマカロニウェスタン。ストーリーは二人の賞金稼ぎが悪党を退治するシンプルなものだけど、監督のセルジオ・レオーネは、イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフのカッコよさを徹底的に引き出して、クライマックスまで盛り上げていきます。開巻,勝手に汽車を止めて堂々と貨車から馬を引き出したり、標的の賞金首が必死になって逃げるのを悠然とした足取りで追いかけてライフルで狙撃する、クリーフの貫禄ある演技に引き込まれます。黒づくめでシルバーがかったベストにフロントホルスターのガンベルトもダンディーで渋いです。対して、イーストウッドはポンチョ姿でむさ苦しいながらも、ふてぶてしいタフガイぶりが頼もしく、荷馬車に賞金首の悪党どもの死体を山積みにして金勘定する所も、スッとぼけてて楽しいです。クライマックスの円形の広場での決闘シーンでは、ここぞとトランペットのモリコーネ節で盛り上げます。左右に垂らした両手を軽く浮かせたクリーフの立ち姿はまさに居合の構えのようで、緊迫感が高まります。役者では主役二人以外では、クラウス・キンスキーがチョイ役ながら光ってました。
夕陽のダンディーマン
3月27日
新宿ピカデリーで「夕陽のガンマン」を。
昔、映画はロードショー⇒2番館(2本立てTYチェーン.STチェーン)⇒名画座という順で公開されていた。人気の映画は名画座で何度も観られた。だから、私は1967年に公開された「夕陽のガンマン」を1971年に違う名画座で2度観ている。まだVHSもDVDも無かった頃の話である。約52年振りの劇場での鑑賞。
何と言っても「夕陽のガンマン」はモーティマー大佐を演じたリー・バン・クリーフである。列車の中で聖書を読んでいるインテリであり、その携帯している銃器の種類の多彩さ、対決する時の狡猾さ。ボロンテの手下クラウス・キンスキー(あのナスターシャ・キンスキーの父)を隠し持ったデリンジャーで射殺する所や対峙した相手のピストルの射程外からライフルで仕留める所など銃器や射撃の達人ぶりが際立っている。
また、磨きあげた長靴にベスト着用、パイプを愛用するなどガンマンには珍しいダンディーぶりも板についていた。
新夕陽のガンマン、復讐のガンマン、怒りの荒野、西部悪人伝、鷲と鷹、その他の出演作を観ているが、リー・バン・クリーフの存在感は「夕陽のガンマン」と「続夕陽のガンマン」が郡を抜いている。
そして、エンニオ・モリコーネの音楽だ。
ラストの対決で仇を取ったモーティマー大佐は、賞金首(の死体)を全てクリントに渡して夕陽に向って去って行く。夕陽のガンマンは、リー・バン・クリーフなのである。
追記:劇場で販売されている「エンニオ・モリコーネ映画大全」にTYチェーン、STチェーンの2本立て新聞広告が掲載されていて懐かしい。
余談
1968年「続夕陽のガンマン」観て以来、何本もマカロニ・ウエスタンを観ていると同じ場所が出て来る。本作のエルパソ銀行の建物は他の作品でも銀行の建物だった(中は違うけど)。クリントにクリーフが追いつく場所は他の作品でも出る所だ。
クリントの役名のモンコは片腕という意味で、いつでも銃を撃てるように右手をあけているという設定らしいが、全く観る側に説明されていないので、酒場で殴り合う時に左手でガードしながら左手でパンチを繰り出すという違和感ありありのアクションになっている。
クリントが情報を取りに行った髭爺の家が列車が通ると大袈裟に揺れるさまは、まるでドリフのギャグである。レオーネにはこういう笑いもあるのだ。
マカロニ・ウエスタン
西部劇は『ヤングガン』のシリーズが好きなんですが、マカロニ・ウエスタンは初。
いつか観ようと思っていて観てなかった作品です。
ドル3部作の2作目で、つながってないらしいので、どの順番で観ても大丈夫だそうです。
巨匠エンニオ・モリコーネによる西部劇な音楽が良いです。
『ゴッドファーザー』に、あの音楽が必要なように、この映画には、この音楽が必要ですね。
イーストウッドは若くて超カッコイイし、カッコイイ画、ザ・西部劇なカッコイイ銃さばき、マカロニ・ウエスタンを創造した監督の美学が炸裂してます。
最初は、カッコイイ!と思って観てたんだけど、だんだん退屈になってきてダレてきて、ウトウトしながら観ました(笑)
公開当時は衝撃だったんだろうけど、今だと…って感じかな(笑)
深夜放送が似合いますね(笑)
でも、カッコイイです(笑)
ドル箱三部作の悪党は一途
な気がした。
何か「これぞ映画!」という感じの映画で、古きよき時代の映画って人気があったんだろうなあと思った。
主人公の二人がかっこよく、一番の悪党さえ魅力的だった。
見たことがない人、ぜひどうぞ!
リー・バン・クリーフの渋さに痺れました!
荒野の用心棒に続き、今日は夕陽のガンマンを鑑賞。
理由はクリント・イーストウッドが好きだし、西部劇が好きだし、とにかく大きなスクリーンで見たいからです。テレビでの吹き替え版では見たことありますが字幕では初めてでした。
今作はモーティマー大佐役のリー・バン・クリーフが渋くて非常にいい味をだしています。
イーストウッドとは異なり、紳士的でライフル銃を得意とする。
初対面のシーンでお互いの帽子を撃ち合って銃の腕を見せあうシーンが面白い。
二人とも賞金稼ぎで金のために悪人を倒す、と位置付けているのが「荒野の用心棒」とは大きく異なるところ。モーティマー大佐には実は別の理由もあるのだが。。。
悪党も町を乗っ取るのではなく、銀行を襲撃して大金を奪うという強盗団で懸賞金をかけられた悪党が何人もいる組織で頂点に立つボスがインディオという男で1万ドルの懸賞金を懸けられている。
その強盗団に、性格の違う一癖も二癖もある二人が時には反発しあいながらも協力して立ち向かうという王道のストーリー。
青い空と白い壁を背景にしたガンマンの構図が映えまくり。
ラストのモンコ(イーストウッド)を間にモーティマー大佐とインディオが対峙する構図も良き!
懐中時計のオルゴールがとても効果的に使用されていて、耳に余韻が残ります。
あえてストーリーに文句をつけるとすれば、捕まえた二人をインディオが密かに指示して逃がし、部下の悪党たちと撃ち合わせて大金を独り占めしようと画策する展開がちょっと強引に思いました。自分の命が危うくなることくらいわかるでしょう。あれだけ痛めつけられた割に二人とも普通に戦えてるし~とツッコミいれときます(笑)
最後、気前良すぎないか!?と思いましたが、モーティマー大佐にとっては金のためではなく妹の仇をとるために戦ったのであって、金を受け取ると戦った目的が曖昧になるし、モンコに助けられ感謝の気持ちもあったのだろう。
テレビの吹き替え版と違い、やはり大きなスクリーンで見ると映画に没入できるしワクワクしました。
ドンパチして悪者退治して終わりと思ったらイロイロあって早打ち対決もあって面白かった。2Kなのがかえって良かったと思う。
エルパソ銀行で待ち伏せしてドンパチして終わりかと思ったら、悪者エル・インディオ(ジャン・マリア・ボロンテ)の方が1枚も2枚も上手。
ホントはこの時点で一旦勝負はついてて、その後モンコとモーティマー大佐がインディオに捕まった時点で勝負有り。悪者インディオの完勝なのだが、そこは目をつむって2人は殺されずに話は進む。
モンコ(イーストウッド)とモーティマー大佐(リー・ヴァン・クリーフ)がカッコよくて強いのは当たり前だとして、物語が倍増して面白くなったのは、賢さで2人の上を行く悪役インディオのおかげだ。
知恵比べでも腕比べでも正義が上で悪者が下、正義が悪者をやっつけてハイお仕舞いでは当たり前すぎる。
まあ、それでもけっこう面白くてスカッとするけれど、今回は知恵比べでは悪者の勝ちである。でも結局は悪者のインディオが、最後の腕比べでやられちゃうんだけどね。
それと西部劇に欠かせないのが早打ち対決。こと早打ちに関しては悪者も正々堂々としてる。悪者なんだから、さっさと後ろからでも闇討ちでもいいから撃っちゃえよ、卑怯もへったくれもないだろうと思う。だけど特に相手が凄腕のようだと察すると、どっちが早いか正々堂々と勝負して白黒つけなきゃ気が済まないらしい。取り巻く悪者も加勢せずに黙って見つめてる。たまにホントに卑怯な悪者もいるが、そういうヤカラは必ずやられるからザマーミロである。
今回も何個か早打ち対決があって面白かった。
今回4K版が出てるが、見た劇場が2K版だったので古い映画っぽさがあって、かえって良かったと思った。
実に渋いウェスタン
採点4.1
「荒野の用心棒」直系の続編。
もちろん吹き替えでの鑑賞、山田康雄が本当惚れ惚れしますね。
この作品はとにかく格好良い。
イーストウッドだけでなく、ヴァンクリーフも実に色っぽいんですね。
この強烈な二人が絡むのですから、どうしたって魅力的な絵になるんです。
そして音楽が改めてすごい効いてますね。
最後まで男臭さたっぷりの、実に渋いウェスタンです。
亡父が好きな映画。母が良く言っていた。『また同じ映画見ている』って...
亡父が好きな映画。母が良く言っていた。『また同じ映画見ている』って呆れていた。多分、この映画と『ダーティー・ハリー』の事だと思う。
何回も見ていると記憶していたが、僕自身、この映画は今回が二回目かもしれない。
以外とあっさりした内容で、『荒野の用心棒』よりも脚本の質は落ちる。
ひょっとすると、レオーネ?って思ってしまいそう。だって、前作は世界の黒澤監督へのリスペクトの度を超えているわけだからね。さて。
コルブッチ見てみますか。
因みにイタリア製の西部劇って『荒野の用心棒』が最初じゃないってご存知?
マカロニウエスタンは格好良さ追求
言わずと知れたマカロニ・ウエスタン。イーストウッド中心かと思いきや、賞金稼ぎの相棒の大佐にリー・バン・クリーフ。イーストウッドが、ポンチョ姿、茶色のハットで崩れた感じならば、大佐はダンディーで黒のスーツに黒のハット。好対照。二人の格好良さを追求した映画。目にもとまらぬ早打ちで、結構練習しないとあんな風に撃てないかも。
。イーストウッドがインディオ一味の仲間になって、裏切ってという用心棒と同じような作り。裏切りばれて何で殺さないのって思うのはお約束。一味同士が分け前多くするために殺し合って、少なくなっとところを二人がやっつけるって、ちょっと都合がよいストーリー。
お互いが譲らず、帽子を撃ちあうシーン。あんなことできたらと思いつつ、穴開いていないよねって。
最後、大佐は実はインディオに殺された妹の敵討ちのために、賞金稼ぎに身をやつしていたことがわかり、金は要らないって去っていく。大佐の方が格好よかったかな。
口笛の音楽が、耳について離れない。マカロニ・ウエスタンのカッコよさが詰まっている。
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