「ドタバタコメディの中に光るものあり」ユーズド・カー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
ドタバタコメディの中に光るものあり
適当カーディーラーの口先男が会社を守る為
馬鹿馬鹿しい孤軍奮闘をユーモラスに描いた作品。
初期スピルバーグの作品で見所多数あり。
まずは脚本がいい。
時間を感じさせない、シチュエーション変化や
様々なイベント、ハプニング。
キャストもなかなかなやるなあ。
とにかくマシンガントーク炸裂の
カート・ラッセル。
個人的には渋い一匹狼的な役が多いし
SFでもどちらかと言えば寡黙な役を
演じる俳優のイメージでしたが
こういう口から出任せ、適当男の
役もできるだなあ。感心。
お色気あり、ラブコメもあり
少しブラックで、社会風刺もあり
楽しい炸裂でした。
今や大娯楽、超エンターテイメントしか
作らないスピルバーグにも、もう一度
こんな馬鹿馬鹿しいB級コメディを
作った時代があったと原点に戻り
続編とか出来ないかなぁ。
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