劇場公開日 1980年11月22日

「ドタバタコメディの中に光るものあり」ユーズド・カー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ドタバタコメディの中に光るものあり

2015年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

興奮

適当カーディーラーの口先男が会社を守る為
馬鹿馬鹿しい孤軍奮闘をユーモラスに描いた作品。
初期スピルバーグの作品で見所多数あり。
まずは脚本がいい。
時間を感じさせない、シチュエーション変化や
様々なイベント、ハプニング。
キャストもなかなかなやるなあ。
とにかくマシンガントーク炸裂の
カート・ラッセル。
個人的には渋い一匹狼的な役が多いし
SFでもどちらかと言えば寡黙な役を
演じる俳優のイメージでしたが
こういう口から出任せ、適当男の
役もできるだなあ。感心。
お色気あり、ラブコメもあり
少しブラックで、社会風刺もあり
楽しい炸裂でした。

今や大娯楽、超エンターテイメントしか
作らないスピルバーグにも、もう一度
こんな馬鹿馬鹿しいB級コメディを
作った時代があったと原点に戻り
続編とか出来ないかなぁ。

としぱぱ