「傑作だった」ヤング・ゼネレーション 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
傑作だった
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イタリア人に憧れる自転車好きの若者が仲間とつるんでグダグダしたり、恋をしたり自転車レースに出たり嫌々仕事したりする。超面白かった。見終わって寝ようと思ったのだが、仕事してから寝ることにする。
宇多丸さんのオールタイムベストという冠に負けない素晴らしい傑作だった。ちょっと前の午前十時の映画祭でやっていたのに、見に行けなかった事を物凄く後悔した。
ただ、主人公が並はずれた自転車の実力の持ち主で、そこがちょっと気に入らなかった。確かに努力もしていたけど、ともすればイタリア人にも勝ちそうだった。最後のレースも怪我をしなかったらもっとぶっちぎりで優勝していただろう。そんなところは自分との隔たりを感じさせた。
オンボロの自転車を修理していた場面がすごくよかった。彼は喧嘩にも参加せず、そんな微妙な立ち位置もよかった。
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