野獣教師のレビュー・感想・評価
全7件を表示
B級感が強い
授業は得意分野
合衆国に雇われ、キューバの麻薬製造工場を破壊した極秘部隊の8人の傭兵は3人もの尊い犠牲を出したにもかかわらず、アメリカ政府は関与を否定し、解雇状態に。その生き残りの一人シェイル(トム・ベレンジャー)にはマイアミの高校で教師をしているジェーン・へッコという恋人がいる。その高校は不良の巣窟でまともな授業も出来ないようなありさま。麻薬組織と繋がっている不良組織(KOD:King of Destroy)が学校を半ば牛耳っていた。そのリーダーのラーカスに粘り強くお説教する正義感の強いジェーンはラーカスから「オレにしつこくつきまとうと、あんたのきれいなお顔に傷がつくかもな」と脅されたと校長先生(アーニー・ハドソン)にチクり、退学にするべきと上申する。しかし、証拠もなく態度が悪いと言うだけでは退学には出来ないと断られる。ラーカスたちに絡まれるジェーン。久しぶりにジェーンと過ごすシェイルは傭兵仲間のジョーイから仕事の依頼があるとある夜ストリップバーに呼び出される。ある弁護士の顧客がプライベートで傭兵を探していると。弁護士宅にいくと、ランボーさながらのコマーシャルビデオを用意したジョン・ジャマスという白のスーツに身を包んだ若い傭兵が先に来ていた。そいつはシェイルにビデオくらい用意しておけよ。老いぼれじいさんとささやき、先に帰っていく。そいつがあとになって出てくる構成で、憎い伏線になっている。密輸麻薬組織の用心棒の仕事だと悟ったシェイルは殺し屋でも雇えばと断ってしまい、ジョーイを落胆させる。その後、ジョギング中のジェーンが暴漢に襲われ、左膝のお皿を割られる大怪我を負う。ジェーンから知り合いの代理教員に電話してくれと頼まれるが断れてしまい、シェイルは教員免許登録と偽の履歴書作成を依頼し、ハーバード大学卒後、エール大学で2つの修士号、プリンストン大学で博士号を取得した経歴のジェームス・スミスの名で、自らが代理教員として高校に乗り込む。ジェーンの担任していたラーカスのいるクラスの担任となり、歴史を担当するという筋書き。授業内容はベトナム戦争がメインで、腕力に任せて生徒たちを支配する。一方、完全に敵視し、校長はラーカスらにスミス先生を襲撃させるが失敗する。ラーカスに虐げられている生徒たちには守護教師。彼らは生き生きとして、スミス先生についてくる。生徒たちはスミス先生のカミナリ族?グループ履歴に興味を示すが、高校生なのに子供がいるものもおり、社会のなかで落ちこぼれずに生き延びるにはと真剣に考えるように変わってゆく。
生き残りの傭兵仲間が協力してくれて、元警察官の悪徳校長が学校を隠れみのにする麻薬犯罪グループに対して戦いを挑む。同僚の教師シャーマンや生徒のジェローモ(ジェロニモ)、リサも命懸けで協力する展開。学校は銃撃戦とコカインの粉で大変なことになりました。1996年製作。
ハイスクールは戦場
傭兵トム・べレンジャーが代理教師になって高校へ。この設定に当然の成り行きの戦闘。チンピラ高校生の件か映画は多いけど、これは想像を超えて凄まじい。ありえない、と思いつつ見入ってしまった。しかも、親玉が校長ってのもなかなかの趣向。強面べレンジャーと、美人タイプでなく逞しいタイプの彼女とのカップルも悪くない。
ということで、掘り出しのB級作品でした。
トムベレンジャーの教師役
高校がギャングの巣窟に
主人公(トム・ベレンジャー)は傭兵で、久しぶりにパートナーの家に戻ってくる。
パートナーは教師をしているが、ギャングがはびこり、襲われてしまう。
頭にきた主人公は仲間を呼び集め、対決するのだが・・・。
B級の楽しさ全開。
全7件を表示