「砂漠のディートリヒ」モロッコ ipxqiさんの映画レビュー(感想・評価)
砂漠のディートリヒ
Amazonプライムの限界画質で吹替版を鑑賞。
溜めて溜めてラストにドーン!となるタイプの映画は印象的で、のちに傑作と言われる作品も多い。
ただしこの「ドーン!」が唐突に見えないよう前振りしつつ、あまり手前でネタが割れない、ってのはなかなか至難の業だと思うわけです。
これも途中まではなんかたるいなぁ、間伸びしてる?などとナメていたのですが、ラスト近くで前半の何気ない場面がよみがえり「もしや、まさかあのシーンは…?」などと予感しはじめ、案の定ドーン!となったので一挙に持っていかれました。
ロバ to ロバ。なるほどねぇ。
これで90分くらいなので、そんな複雑な話ではないけどよくできてるなぁ。
「上海特急」「間諜x-27」と同じ布陣シリーズ。
ディートリヒはモロッコでは高級な方のパブで歌うドサ周り芸人的な役。男を手玉に取る魔性の美女のように見えて実は…というのがこれまでと一貫したキャラクター。
私生活ではまあまあな毒親だったりリアル魔性な部分もあったみたいですが、歌う場面も含めてスクリーンの中ではあくまで優雅でうっとり。。
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