「人間は機械じゃない‼️」モダン・タイムス 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
人間は機械じゃない‼️
チャップリンが機械文明に挑戦‼️時代はトーキー真っ盛りなのに、あえてサイレント映画の手法で、ミュージカルのようにリズミカルでスタイリッシュな映像世界を創造‼️大量生産時代、暴走する資本主義、警察国家の悪夢を喜劇に仕立て上げるその手腕‼️脱帽です‼️工場における社長のテレビによる監視の目‼️テレビの放送開始よりも20年近くも前に現代の巨大モニターを先取りしている凄まじい先見の明‼️現代でも実用化されていないオート給食マシンは、椅子に座るとスープが流し込まれ、パンを押し込み、トウモロコシが口の前でゆっくり回転、ナプキンが口をぬぐう‼️アイデアの塊ですね‼️そんなオート給食マシンに襲われたり、工場の歯車と戯れるシーンはあまりにも素晴らしく呆然としてしまいます‼️一方で、チャップリンのパントマイム芸術の集大成であり、絶妙な芸人ぶりが発揮された作品でもあります‼️デパートでのローラースケートシーンのウマさ、誰も解読できない造語で歌われた「ティナティナ」‼️ホントに堪能させてくれます‼️そしてヒロインを演じる実生活でのチャップリンの奥様ポーレット・ゴダードの魅力‼️明るくて快活で優しくてホントに美しい‼️彼女が演じるスカーレット・オハラも是非観てみたかった‼️そんな彼女とチャップリンが、腕を組んで歩み去る後ろ姿のラストシーン‼️これほど素晴らしいラストシーンが他にあるでしょうか⁉️やっぱりチャップリンは天才です‼️
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