「素晴らしい映画。」モダン・タイムス 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい映画。
「イキリスから来た若者に冷たいハリウッド」
この当時チャップリン映画への評価は低かった。
大道芸を映画に取り入れたような貧相な物語。
体制に背く作品は金儲けに走る者達には目障りだった。
現に1930年前後の勢いのあった頃のチャップリンの映画は
賞レースにはほぼ無縁であった。
賞は、製作・配給など力のある会社の映画が独占し
アメリカの良心、金の飛び交う映画の時代でもあった。
それぞれは名作だが、今になるとその映画の影は薄く、
観た観ないを含め、題名や内容を言える人は少ない。
「賞は獲れなかったが後世に残る映画を作った」
このモダンタイムスはー
体制と貧困の中、必死に生きる若者の物語だ。
楽しく笑えて、泣けて心に残る。
そして、全てが力強く、美しい。
今日辛くても明日が来る限り前を向きましょう。
チャップリンには、そう云われている気がする。
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