「映画ファンなら絶対見るべき映画」モダン・タイムス ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
映画ファンなら絶対見るべき映画
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チャップリンのベスト1でもあり、同時にコメディの傑作でもあることは言うまでもないが、映画史に残る遺産でもある。
全編笑いのオンパレードである。
工場での自動飲食機の暴走、特にナプキンの仕草が面白い
流れ作業による過労で、なんでもネジに見えてしまう、最後は歯車の中にまで入り込んでしまう
造船所での仕事で、船を止めてあった楔を勘違いで外してしまい、未完成の船が出港してしまう
デパートの警備で、目隠しで、あわや下に落ちそうなところギリギリでローラースケートをする、目隠しを外した途端よちよち歩きになる
レストランのウェイターの仕事で 歌を歌うシーンで、歌詞を書いやカフスを、踊っている途中に飛ばしてしまう、結局パントマイムに合わせてでたらめな歌を歌うが、客からは結構ウケる、一応無声映画であるが、このとき初めてチャップリンの肉声が聞ける
他にもいっぱい笑えるシーンがあるが、この映画は単に笑いだけの映画ではない。
この映画が言いたいのは、希望を持つことの大切さだろう。だからたとえ今が苦しくてもやっていけるのだろう。どんな仕事でも一生懸命やることができるのだろう。
どんなに辛いことがあっても明日になれば良くなっているかもしれないと言っているようなラストシーンは、見ている我々にも希望を与えてくれた。
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