「チープさは目立つが楽しめなくもない」モータル・コンバット ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)
チープさは目立つが楽しめなくもない
映画「バイオハザード」で知られるポールアンダーソン監督作品。
この「モータルコンバット」も「バイオハザード」と同じく元はTVゲーム。私はやったことはないのですが超過激なバイオレンス格闘ゲームということは知っていて、人間を真っ二つにしたり顔を容赦なく吹き飛ばしたりととにかくグロテスクで吹っ飛んだ内容で有名なゲームです。
しかしこの映画はそういったバイオレンス映写が全くなくただのファンタジー風味の変わったカンフー映画といった感じ。この時点で原作ファンには不満かもしません。
映画全体としてはところどころチープだったりそうでもなさそうだったり。とにかくCGはとてもひどい。極力使ってはないけどそれでも出てくるたびに「あらら、こりゃチープだね」と思ってしまいます。
物語もまあそれほど魅力があるとも言えず、非現実的な世界に主人公とそのほか人間たちは驚きもせずまるで見慣れているかのごとく難無く受け入れている点など突っ込みが多いです。
カンフーシーンもそれなりにいいものの、決して期待してみるようなものではないです。特に女性陣がひどく、彼女たちのカンフーシーンの覇気のなさは萎えてしまいます。
とはいえなんだかんだで楽しめた映画。突っ込みながら、笑いながら見ると決して悪い映画ではないです。B級映画を見るぞという気持ちで見るとそこそこいい映画ではないかと思います。
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