「【MLB版がんばれベアーズ。特に後半30分は興奮するなあ。】」メジャーリーグ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【MLB版がんばれベアーズ。特に後半30分は興奮するなあ。】
■アメリカンリーグ、東地区クリーブランド・インディアンズは万年Bクラスの弱小チーム。急死した夫の跡を継いで新オーナーとなったレイチェルは、本拠地をマイアミに移すため、市の条約に従い、1年間の観客動員数が60万人を下回るよう画策し、”選手補強”をするが。
◆感想<Caution!内容にやや触れています。>
・私事で恐縮だが、子供の頃TVで「がんばれベアーズ」を見て以来、弱きチームが周囲の思いを見返す様に、勝利する物語が好きである。
序でに言えば、テイタム・オニールのファンになったが、当時のガールフレンドが可愛かったので、あんまりのめり込まなかった。イタタ、石を投げないで下さい。!
・と言う訳で、最近であれば韓国映画の「リバウンド」はとても面白かった。
ー 私は、自分のレビューでは”お勧め”とか”必見”と言う言葉は使わない。何故なら映画をチョイスするのは、その人の感性であるからである。但し、新作のレビューを書く際は、さりげなく超面白かった作品と、あんまりだった作品が分かるように書いている積りである。
・今作も、チームが負けるように新オーナーとなったレイチェルが”補強”したのは、
1.且つては名選手だったが、ひざを故障して成績が低迷しているジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)
2.服役直後の超剛腕だがノーコントロールのリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)
3.お調子者だが、超、足の速いウイリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)
4.キューバからやって来たロッカーでも怪しげな祈りをしているスラッガー、セラノ
ナドナド、キャラが立ち過ぎている男達であった。
■前半は、彼らは駄目駄目だが、リッキーは近眼を眼鏡で修正したりし徐々にチームの勝利に貢献するようになるのである。
特に、再後半のヤンキースとの優勝決定戦で、ウイリー・メイズ・ヘイズが塁に出て、ジェイク・テイラーがバットをスタンドへ向けつつ、セーフティ・バントをするシーンは興奮したなあ。
膝の悪いジェイク・テイラーが必死に一塁に走り込む間に、ウイリー・メイズ・ヘイズが疾走し、ホームベースにスライディング氏、優勝するのである。
<今作は、王道の弱きチームの快進撃を、笑いと恋愛を絡めたエンタメ要素満載作品なのである。>