劇場公開日 1989年6月24日

「【MLB版がんばれベアーズ。特に後半30分は興奮するなあ。】」メジャーリーグ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【MLB版がんばれベアーズ。特に後半30分は興奮するなあ。】

2024年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

■アメリカンリーグ、東地区クリーブランド・インディアンズは万年Bクラスの弱小チーム。急死した夫の跡を継いで新オーナーとなったレイチェルは、本拠地をマイアミに移すため、市の条約に従い、1年間の観客動員数が60万人を下回るよう画策し、”選手補強”をするが。

◆感想<Caution!内容にやや触れています。>

・私事で恐縮だが、子供の頃TVで「がんばれベアーズ」を見て以来、弱きチームが周囲の思いを見返す様に、勝利する物語が好きである。
 序でに言えば、テイタム・オニールのファンになったが、当時のガールフレンドが可愛かったので、あんまりのめり込まなかった。イタタ、石を投げないで下さい。!

・と言う訳で、最近であれば韓国映画の「リバウンド」はとても面白かった。
ー 私は、自分のレビューでは”お勧め”とか”必見”と言う言葉は使わない。何故なら映画をチョイスするのは、その人の感性であるからである。但し、新作のレビューを書く際は、さりげなく超面白かった作品と、あんまりだった作品が分かるように書いている積りである。

・今作も、チームが負けるように新オーナーとなったレイチェルが”補強”したのは、
 1.且つては名選手だったが、ひざを故障して成績が低迷しているジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)
 2.服役直後の超剛腕だがノーコントロールのリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)
 3.お調子者だが、超、足の速いウイリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)
 4.キューバからやって来たロッカーでも怪しげな祈りをしているスラッガー、セラノ
   ナドナド、キャラが立ち過ぎている男達であった。

■前半は、彼らは駄目駄目だが、リッキーは近眼を眼鏡で修正したりし徐々にチームの勝利に貢献するようになるのである。
 特に、再後半のヤンキースとの優勝決定戦で、ウイリー・メイズ・ヘイズが塁に出て、ジェイク・テイラーがバットをスタンドへ向けつつ、セーフティ・バントをするシーンは興奮したなあ。
 膝の悪いジェイク・テイラーが必死に一塁に走り込む間に、ウイリー・メイズ・ヘイズが疾走し、ホームベースにスライディング氏、優勝するのである。

<今作は、王道の弱きチームの快進撃を、笑いと恋愛を絡めたエンタメ要素満載作品なのである。>

NOBU