めぐり逢う朝
劇場公開日:1993年2月11日
解説
一七世紀の音楽家マラン・マレと、その師サント・コロンブの葛藤と愛を描いた人間ドラマ。全篇に二人の代表曲が流れ、また撮影は、当時と同じ光源を使って行われた。九一年ルイ・デリュック賞、九二年セザール賞主要七部門(作品、監督、助演女優、撮影、音楽、録音、衣装デザイン)受賞。監督・脚本は「インド夜想曲」のアラン・コルノー。製作はジャン・ルイ・リヴィ。共同脚本・原作はパスカル・キニャール。撮影は「インド夜想曲」のイヴ・アンジェロ。音楽は同作のジョルディ・サバールが担当。主演は、マレを「1492 コロンブス」のジェラール・ドパルデュー、コロンブをジャン=ピエール・マリエル、「シラノ・ド・ベルジュラック」のアンヌ・ブロシェ。なおマレの青年時代を、ドパルデューの息子ギョームが演じている。
1991年製作/フランス
原題または英題:Tousles Matinsdu Monde
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1993年2月11日
ストーリー
一七世紀、バロックの時代。二人の偉大な音楽家がいた。一人はヴィオラ・ダ・ガンバの名匠サント・コロンブ(ジャン・ピエール・マリエル)、もう一人は彼の弟子マラン・マレ(ジェラール・ドパルデュー)。コロンブは俗世での成功には関心がなく、マレは名声を得たいと願っていた。対照的な二人の天才の溝は深く、しかし一方でお互いに魅了し合っていた。師はますます孤高を持し、音楽の研究に没頭した。マレは富とあらゆる栄誉を手に入れ、ついに破門となるが、師の娘マドレーヌ(アンヌ・ブロシェ)を誘惑し、彼女を通じて師の技術を盗もうとした。しかし栄光の頂点でマレは自分自身に疑問を抱いた。師と対面し、師の音楽の真髄を知ったマレは、コロンブと共に厳かに演奏を始めるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アラン・コルノー
- 脚本
- パスカル・キニャール
- アラン・コルノー
- 原作
- パスカル・キニャール
- 製作
- ジャン=ルイ・リビ
- 撮影
- イブ・アンジェロ
- 美術
- ベルナール・ヴェザ
- 音楽
- ジョーディ・サボール
- 編集
- マリー=ジョセフ・ヨヨット
- 字幕
- 清水馨
受賞歴
第50回 ゴールデングローブ賞(1993年)
ノミネート
最優秀外国語映画賞 |
---|