「ディズニーの隠れた名編」ムーラン(1998) 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーの隠れた名編
ウォルト・ディズニー長編アニメーション1998年の作品。
古代中国の物語「木蘭辞」を基に、年老いた父の代わりに性別を偽って戦場へ赴いた少女ムーランの活躍を描く。
ディズニー初のアジアン・ヒロイン。
日本ではあまりヒットしなかったが、今回実に十数年振りに見ても面白かった。
無駄な部分は省き、テンポ良く進んでいくストーリー。
ミュージカル・ナンバーは訓練シーンの曲が秀逸。
雪山の敵軍侵攻、雪崩のシーンはスペクタクル。
女性の地位が低かった時代。自分自身の存在意義に悩むヒロイン。それらを打破していく姿は爽快。
クライマックス、敵のボス相手に剣を構えるムーランは凛々しい。
親子愛と、仄かなロマンスの匂い。
サブキャラはユニークで、守護竜ムーシュー(声:エディ・マーフィ、吹替:山寺宏一)はナイスキャラ。
ディズニーの隠れた名編。
次は、日本人を主人公にした物語も作って欲しいなぁ。
コメントする