未来世界

劇場公開日:

解説

「ウエストワールド」の続篇。今回は新聞記者がデロスワールドに入り込み恐ろしい陰謀を探る姿を描くSF。アメリカSF協会選出76年度全米SF映画最優秀作品。製作はポール・N・ラザルス3世、監督は「トラックダウン」のリチャード・T・ヘフロン、脚本はメイヨ・サイモンとジョージ・シェンク(ノヴェライゼーション:ジョン・リーダー・ホール著/番町書房刊) 、撮影はハワード・シュワルツ、特撮監督はブレント・セルストロム、音楽はフレッド・カーリンが各々担当。出演はピーター・フォンダ、ブライス・ダナー、アーサー・ヒル、ジョン・ライアン、スチュアート・マーゴリン、ユル・ブリンナーなど。本国公開原題は Future World。

1976年製作/アメリカ
原題:Delos World (Future World)
配給:東宝東和
劇場公開日:1977年6月18日

ストーリー

大レジャー施設『デロス・ランド』。数年前、その中の西部世界(ウエストワールド)で起きたロボットの反逆により一時は閉鎖していたが、新しく未来世界(フューチャーワールド)も加わり、新規にオープンした。敏腕記者チャック(ピーター・フォンダ)が、ある男よりネタを聞きにいったのは、丁度その頃であった。男は「デロス……」と言って死んでいく。やがて、新デロス取材のため、チャックは人気女流キャスターのトレーシー(ブライス・ダナー)と共にランド入りした。他の招待者はソ連や日本等、世界のVIPクラスの人間達。各人は、各々中世世界、未来世界へと入って行く。デロス・ランドの内部は最新コンピューターとそのオペレーターのアンドロイドにより動かされている。人間はシュナイダー博士(ジョン・ライアン)やオーナーのダフィ(アーサー・ヒル)だけ。さっそく、デロスに疑惑を持つチャックの探索が始まった。今は廃墟の西部世界にも何かありそうで、それがない。夜が来た。食物に薬を入れられ、博士により身体分析をさせられるチャック達。翌早朝、昨夜の事はつゆ知らず、チャック達は再び中枢地区に潜入。そこで技師のハリー(スチュアート・マーゴリン)と出会う。彼は人間だった。チャックが殺された例の男の写真を見せると協力するハリー。ある夜、謎の部屋に潜入したチャック、トレーシー、ハリーの3人は、そこでソ連・日本の高官や自分達と瓜二つのクローン人間が作られているのを知った。やがて、この世界の高官をすりかえて、世界制覇を願う博士達の陰謀を知ったチャック達は脱出を試みる。だが実はアンドロイドのダフィや、クローン人間達の妨害、そして死闘。チャックとトレーシーは死んだ。ハリーも殺された。クローン人間達はデロスを去る。果してチャックとトレーシーは、本当にクローン人間なのか?疑惑の眼差で彼らを見送る博士。だが、突然、博士の足元に血まみれのトレーシーが。すでに遅かった。飛行機は出る。勝利のサインをするチャック。そう、チャックとトレーシーは本物--人間だったのだ。去る彼ら。やがて、デロスも滅んでいくにちがいない。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.5「ウェストワールド」の続編

2015年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

「ウェストワールド」の続編です。スクリプトで怖さを描くなかなか好きなタイプの映画です。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ピニョン
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「未来世界」以外にこんな作品をCheck-inしています。