劇場公開日 1986年10月10日

「テリーギリアムのセンスの良さとリドリースコットの異質を放つ天才さに絶望する」未来世紀ブラジル よしおさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0テリーギリアムのセンスの良さとリドリースコットの異質を放つ天才さに絶望する

2020年6月2日
iPhoneアプリから投稿

絶賛テリーギリアム月間なわたくし、会社にとにかくセンスの良い上司がおり、オススメされた事で初鑑賞。

内容的には、テリーギリアム版の時計仕掛けのオレンジか?

調べてみるとこれ、ブレードランナーの三年後に公開されたと言うから驚き。
ブレードランナーが作った功績は言わずもがなだが、それに対抗し(テリーギリアムがそんな事を考えていたかは知らん)、
ブレードランナーとは真逆のアプローチで、退廃的なディストピアを作り上げた。
メタ要素を多く含み、ブラックユーモアたっぷりのテリーギリアムらしさの詰まった世界観。
流石はモンティパイソン。

この作品を観ると、テリーギリアムの絶妙なセンスの良さと、リドリースコットの異質的な天才加減も相関性として楽しめる。
なかなか売れないサブカルこじらせ男子と、適度にリア充なサブカル男子の差的なものだろうか。(いや、知らんのやけどな、2人の学生時代とかは)

褒め言葉として言おう、センスがキ○○イだ!(大好きですテリーギリアム)

よしお