「大好きな青春の1本」ミナ　ミカさんの映画レビュー（感想・評価）

リアルタイムで鑑賞して大好きだった作品を30年振りに配信で再鑑賞しました。フランス映画もロマーヌ・ボーランジェも大好きな10代だったので、当時恐らく5回は観た気がします。フランス映画初心者でも観やすいです。ベネックス、レオス、ルコント、ベッソンが好きな子はみんな鑑賞していたと思います。

ミナとエテルの友情の描き方、少女から女性になる微妙な心の揺れが上手いです。初めて鑑賞した時はラストに衝撃を受けたのですが、今考えるとミナは鬱だったのかもしれないですね。

アトリエのインテリア、少女の時と大人になってからのファッション、ゲンズブールやダリダの音楽も、オシャレで可愛くてハマりました。日本ではアニエスベーやカヒミカリィが流行ってましたし。かつて私はオリーブ少女で、本作がオリーブで紹介されていてたから鑑賞したので、本当にリアルタイムで観ていて良かったと思ってます。大人になると思春期の敏感な感受性がなくなってしまいますから。