劇場公開日 1988年12月10日

「星5個。文句なしの傑作ロードムービー!」ミッドナイト・ラン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0星5個。文句なしの傑作ロードムービー!

2022年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1988年(アメリカ)監督:マーティン・ブレスト

ロバート・デ・ニーロのこの映画は素晴らしい。
ラスト・・観終えた後の爽快感!!・・・3日は機嫌良く暮らせそう(笑)
あらすじ
元警官のジャック(デニーロ)はシカゴで賞金のかかった犯罪者を捕まえる荒っぽい仕事をしている。
保釈金融会社(そんなのあるの?)のエディが、10万ドルで連れ戻せという賞金のかかった男は、マディーカス(チャールズ・グローデン)という男。
マディーカス=通称デュークは、シカゴの麻薬王の会計士だったが、ボスの金を1500万ドル横領して、なんと慈善団体に寄付してしまった(何という命知らず!!)
ジャックは早速デュークがニューヨークにいる事を突き止めて、ケネディ空港から、
飛行機に乗せるのですが・・・

デュークと言う男。
善人なのか悪人なのかよく分からない男で、機内で早くもパニック障害を起こして、飛行機を降ろされてしまいます。
この映画が面白いのは、33年前の時代の古さ。
インターネットがない。
電話が万能だったんですね。
ジャックがいちいち雇用主のエディに居場所を電話します。
それを、
FBIが盗聴してて、シカゴのボスの手下と更に同業のマービンに知らせる事務員がいて、
筒抜けなのです。
行く先々、その御一行様が追ってくるんです。
(エディに電話するからでしょッ!!)
お間抜けなジャック。
飛行機→列車→車→徒歩、
シカゴに近づくどころか、遠ざかるばかり!!
ヘリコプターから銃撃された2人は、なんと川下りまで・・・
それにしても、悪知恵はジャックも追っ手も実に達者。
カード会社に「カードを無くした・・・」と、電話しただけで、
最後に使った場所を教えたり、カードの使用停止まで、
本人確認なしでやれちゃう時代なんですねー。
(今とはまた別の意味で、犯罪チャンスがあったんですね)

追っかけるFBIとマービンそして、ボスの手下・・・
この駆け引きと追いかけっこが実に楽しい。
アナログならではの楽しさが!
そして間一髪で逃げる間に、デュークとジャックの間に芽生える友情。

ラストが最高なんですよ。
本当に気持ちいい。

(まさか1000ドル紙幣が発行されていたとは?)
オチも最高に笑えます。

過去鑑賞

琥珀糖
2023年6月21日

活動写真家さんのコメントのとうり、演じたロバート・デ・ニーロ自身がお気に入りの作品なのですね。レザージャケット
カッコ良かったです♥

美紅
2023年6月21日

共感ありがとうございました☆アナログならではの傑作でしたね。

美紅
活動写真愛好家さんのコメント
2023年5月30日

琥珀糖さん、こんにちは。まだレビューあげてないんですが、私もこの映画が大好きで、何回も観てますし、主人公愛用のレザージャケットが気に入りすぎて購入したほどです。ロバート・デ・ニーロも自作の中でこの「ミッドナイト・ラン」が一番好きだと、あるインタビューで語ってらっしゃいました。

活動写真愛好家
こころさんのコメント
2022年7月18日

琥珀糖さん
コメントを頂き有難うございます。
録画して観たのですが、ラストシーンのデ・ニーロの表情、夜の街に消えていく後ろ姿が良過ぎて、そのシーンだけ残しています ☺️
こちらこそ宜しくお願いします。

こころ