「最高に面白く楽しめる一本!」ミッドナイト・ラン garuさんの映画レビュー(感想・評価)
最高に面白く楽しめる一本!
デニーロが主演した映画の中で、ミッドナイト・ランが一番好きだという人は多い。 自分もその一人だ。 確かデニーロ自身も、自分が出演した映画の中でこれが一番気に入っていると、何かのインタビューで言っていたのを覚えている。 特に後味が最高だが、すべての面で完成度が高く、理屈抜きに楽しめる。
残念ながら、2021年5月、映画の中でデニーロ扮する賞金稼ぎに連れまわされる、マフィアの会計士を演じていたチャールズ・グローディンさんが亡くなった。 そのことがネットニュースで流れたとき、多くの人が、このミッドナイトランでの役を引き合い出して、彼の死を悼んでいた。 日本ではそれほど知名度がない役者さんだが、多くの人の記憶の中に、このミッドナイトランでの役が強く残っていたということだろう。
個人的には、ライバルの賞金稼ぎを演じていたジョン・アシュトンさんにも、同じように好印象を持った。 もちろん、脂ののりきった当時40代半ばのデニーロの演技が最高であることは言うまでもない。
それぞれの登場人物に思い入れが生まれ、いつまでもその登場人物たちが記憶に残るような映画は、実際それほど多くない。 チャールズグローディンさんの訃報を機に、30年以上ぶりに観たが、その魅力は全く色あせてなかった。 やっぱり面白い!
是非、今の若い人たちにも楽しんでもらいたい一本だ。
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