「国際的陰謀に巻き込まれれば、普通は泣き寝入り」ミッシング(1982) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
国際的陰謀に巻き込まれれば、普通は泣き寝入り
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総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70
中南米でクーデターが起これば、国家規模の謀略が裏にあるであろうことは当然予測できる。アメリカ軍人がたくさんいて大使館員がよそよそしい態度を取っていれば、アメリカが陰にいるのは当然予測できる。それなのに国家に個人が挑むということは、シュワルツネッガーやスタローンが出演していない限り勝つはずがないというのも当然予測できる。
というわけで全てが予測通りに物語が進み、意外性がありませんでした。世の中は普通は不条理なものなのだとしみじみ思います。不幸にして国際的陰謀に巻き込まれれば、残念ながら国家の利益のためには人の命も人権もとても安いものであるということです。真実が明らかになることも、国家からみれば小さな個々の正義がとおることもないでしょう。
最後のすぐにヴァンゲリスとわかる音楽は、エンディングに合っていたと思います。
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