「スピルバーグはこれを作りたかったに違いない」未知との遭遇 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
スピルバーグはこれを作りたかったに違いない
哲学的な娯楽映画
今から45年ほど前の映画になるが
永遠に語り継がれるであろうテーマを
映画の中に閉じ込めたスピルバーグの
愛情あふれる物語のひとつ。
「空に光るものを見た」
片方の顔だけ日に焼けた老人が言う。
そこから始まる映画の哲学。
「UFOと接近遭遇したと報告するか」
「いや、、、したくない」
管制菅とのやりとりに緊張が走る。
何かがすでに地球にやって来ている。
哲学は次第に謎と娯楽へと変わっていく。
「信じているから、ここへ来た」
「彼らは呼ばれて、ここへ来たのだ」
死を恐れず進む彼ら。
「何を見たかったの」
「これだ」
この宇宙人との遭遇という衝撃的な作品は
今まで侵略者として扱われてきた彼らとのこと
「あぁ、人類は孤独じゃなかった」と
星からの使者と共に歩もうとする。
エンドクレジットで流れた「星に願いを」は
スピルバーグが拘った部分なのだと
そこに全てが入っているのだと
今も信じてやまない。
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