Mr.ライオン
劇場公開日:1966年4月12日
解説
サム・ロエカのオリジナル・シナリオを、TV出身のアール・ベラミーが監督したライオンをめぐるコメディー。撮影はクリフォード・スタイン、音楽はアーヴィング・ガーツが担当した。出演者は「花は贈らないで!」のトニー・ランドール、「寝室ものがたり」のシャーリー・ジョーンズのほかにエドワード・アンドリュース、アーネスト・トルエックス、ハワード・モリスなど。製作はゴードン・ケイ。
1964年製作/アメリカ
原題または英題:Fluffy
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1966年4月12日
ストーリー
科学研究所のポッター博士(トニー・ランドール)は、動物の能力を進化させ性格を変える研究に成功し、フラッフィと呼ばれるライオンは、人語を解し、おとなしいペットと変わっていた。だが、近所の住民は、研究所では猛獣が放し飼いで危険だと騒ぎ出したため、研究所長の勧めもあって、ポッターはフラッフィを連れて身を隠すことになった。ポッターはフラッフィを車に乗せ、ミッドランド山地のクラリッジ・ホテルに行った。おりからホテルの主人の妻アグネスと娘のジャニス(シャーリー・ジョーンズ)が旅行に行くところだった。ポッターはそのどさくさにジャニスの部屋に泊りこんでしまった。その時、泊り客のアル中スイーニー(ハワード・モリス)がフラッフィを見て騒ぎ出したが、誰も信用しなかった。ところが忘れ物を取りに戻ったジャニスが、自分の部屋にライオンがいるのでびっくり仰天、大騒ぎとなってしまった。そんな時に、ホテルの主人クラリッジ(アーネスト・トルエックス)が戻って来た。彼は狩り気違いで、何日も家を空けるので、妻と娘が恐くてたまらないのだ。非常口から、獲物の鹿をかつぎこんだクラリッジは、フラッフィを見てこれまた逃げ出してしまった。鹿肉の大好きなフラッフィは鹿肉を食いはじめた。そこへ、ジャニスを先頭にホテルの客達が集って来た。フラッフィの食っている鹿肉の側に、クラリッジの所持品を見て、ジャニスは父親が食い殺されてしまったと早合点してしまった。武装警官隊、消防自動車まで出る騒ぎにフラッフィは森の中に逃げ込み、ポッターは警官に捕まってしまった。ポッターは、フラッフィは無害なライオンであると力説し、その証拠にフラッフィを警察署まで口笛で呼びよせてみせるのだった。そんな騒ぎにクラリッジ老人も現れ、やっと町中が静まった。その翌日、ポッターとジャニスの散歩する姿が、クラリッジ・ホテルの中庭にみられ、その後からフラッフィのついて行く光景がみられた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アール・ベラミー
- 脚本
- サム・ロエカ
- 製作
- ゴードン・ケイ
- 撮影
- クリフォード・スタイン
- 音楽
- アービング・ガーツ