劇場公開日 1993年2月6日

「1992年にイチローさんがデビューする。また、野茂さんが1995年に大リーグへ行く。」ミスター・ベースボール マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

0.51992年にイチローさんがデビューする。また、野茂さんが1995年に大リーグへ行く。

2022年5月15日
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鑑賞方法:VOD

1985年にランディー・バースの外人助っ人で阪神が優勝して外人の助っ人の重要性が認識されるが、しかし。1992年にイチローさんがデビューする。また、野茂さんが1995年に大リーグへ行く。つまり、日本とアメリカの野球が今の様になった創世記と言った所。さて、映画では日本とアメリカが融合して、より強くなったって言う結論だろうが、現在の両国の野球はどうなっているのだろうか?比較にベーブ・ルースが度々引き合いに出されるが、つまり、その時代(ベーブ・ルースの時代)から全く変わっていないと言う事だと思う。日本人が活躍しているから『両国の実力は伯仲している』なんて言いたいのだろうが、活躍するのは一人二人の話。2つの国の実力の底上げではない。この映画公開から三十年経っても昔のままではないか!
また、野球を世界的に見た場合、人気のある国は何ヶ国も無い。ヨーロッパではクリケット。アメリカではアメフトやバスケット。
さて、日本人の野球選手が活躍するのは、良いかもしれないが、それで、一喜一憂してナショナリズムを煽られるべきではないし、お目当ての野球チームが勝っても負けても、生活が変わる訳でもない。

やっぱり、プレーしなければ野球の醍醐味は分かるはずがない。そして、スボーツはなんでもそうである。例えば、オリンピックにボルダリングが登場したが、見てて何が楽しいのだろうか?やっぱり自身でやらねば。
そして、経済的に考えると、簡単に一人で出来るスポーツが良いと思う。僕は昔から一人で山を歩く事を趣味にしている。僕の趣味を押し付けるつもりは無いが。

つまり、スボーツ全般が『興行』になってしまっていることに僕は疑問を持っている。それを指摘したい。
そして、残念ながら、競馬やサッカーはスポーツでは無い。何故なら、ギャンブルだからである。競馬、競輪はギャンブルとしては楽しいだろうが、スポーツとして楽しむ者は滅多にいない。それは良いが、何故サッカーをギャンブルにしたか?それが僕は一番悲しい。僕は『ニューヨーク・コスモス』のペレとベッケンバウアーを見に行く程、サッカーが昔好きだった。でも、今のJリーグは見に行く気にならない。

マサシ