ミザリーのレビュー・感想・評価
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アニーよ銃を取って明日に向かえ
怖い怖いと聞いていたので、避けていたが、もうだいぶ年取って感受性が鈍ったから大丈夫だろうと思って、BS3の放送を見た。
確かに怖かった。公開時に見てたら、もっと怖かったと思う。ニコニコしてる時は優しそうなのに、突然スイッチが入って怒り始める女、アニー。どこに地雷が埋まってるか、ビクビクする。主人公ポールは怪我で歩けないし、外は豪雪、電話も通じず、脱出不可能。
ちょっとずつ状況がわかってきて、さまざまに作戦を立てるポール。そして、最終対決が!
面白く見られた。だいぶスティーブン・キングに慣れてきた。今なら「キャリー」もイケる気がする。
サイコ役
もはや古典
キングの奥深さを知る。
Misery the pig : herself
時々キャシー・ベイツの顔がとても愛らしくなる。ナンバーワン・ファンと言いつつも、彼女は作家本人のファンではなく、もはや「ミザリー」シリーズの小説のファンになっている。「ミザリーをなぜ殺してしまったの?!」と、怒るアニー。ポールの大事な原稿を焼くことによってミザリー愛を昇華させる・・・
看護師という職業は身についていたもの。助けて看護することは性格によるものではなく、職業意識としてだと思う。ポールが大丈夫だと悟った瞬間から、独占欲、彼を独占するのではなく、ミザリーの新刊を独占したいだけ。
残虐な行為という現れもポール自身を愛しているのではない。書籍の主人公を自分に投影しただけのものだろう。だから、ミザリーを殺すことにブチ切れる。ポールを拷問にかけてでもハッピーエンドを書かせたいのだ。
脱出サスペンスとしても秀逸で、ヘアピンによる開錠、薬をワインに混ぜる、包丁を忍ばせるといった行為、どれもが失敗に終わり、「ミザリー」新作を書き上げるという復讐を思いつくのだった。もう、怖さは半端ない。彼女のアルバムを見て、殺人鬼であることがわかった瞬間、身動きが取れなくなる恐怖。山小屋に一人で暮らしくない!とまで思わせてくれた。そして、「高等教育」という本のタイトルがなんとも言えない・・・
狂気に満ちた愛と憎悪
これ好き~~
アニーめちゃくちゃ異常者 でもあんな感じの人って精神の乱れの強弱は...
"女の人が男より怖いところって、""愛しすぎてしまう""ところにあ...
"女の人が男より怖いところって、""愛しすぎてしまう""ところにあるかも。と思った作品。サイコと比べてのレビューだけど、ノーマンベイツは、監禁してかわいがったりしないもんね。しかし、ミザリーって素直に従ったり、ワインこぼしちゃったりってちょっとかわいい面もあるんよなあ…。あと、アメリカってあれだよね、地下室が怖いよね。よくリアルな監禁事件にも登場したりするけど。サイコ、アメリカンヒストリーしかり。
しかしキャシーベイツすごましいわあ…。あんな狂った役演じててもそこか、(絶対、性格いいだろ…)と思わせる何かがあるよね。
保安官ぶっ殺したのはさすがに衝撃だったし、静かにフェードインする度にびくびくしてしまったわ。ああいう殺人鬼があそこまでえぐい制裁受けてるの珍しいよね、ラストの5分めちゃおもろい。あ、あと怪我が超リアルで好き。"
スティーブン キング!
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